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【メキシコ渡航】甘くないあんこにびっくり!フリホレス

フリホレス(スペイン語:frijoles)は、インゲンマメのことです。

古来からメキシコでは、トウモロコシとインゲンマメが伝統的な主食作物でした。
メキシコの伝統食では先スペイン期以来、トウモロコシから作った薄焼きパンであるトルティーヤと、インゲンマメ(主に赤または黒色の品種)を塩味で煮たもの、あるいはそれとつぶしてペースト状にしたものが最も基本的な食事の骨格を成してきました。

フリホレスは豆のペーストなのですが、これは日本に置き換えるとみそ汁のような存在。
日本の食事がごはんとおみそ汁を中心としているのと同じように、メキシコ料理においてフリホレスといえば、インゲンマメを用いた塩味の煮豆“フリホレス・デ・オヤ”や、それをつぶして汁気がなくなるまで炒めた餡状のペーストの“フリホレス・レフリトス(frijoles refritos)”が、最も基本的な食事なのです。

それだけでなく、タコスやブリトーにも入れるし、料理の付け合わせにもフリホレス。
メキシコに行ったら毎食フリホレスが出てきます。

日本では、缶詰めに入ったフリホレスがリフライドビーンズという名前で売られています。
これはアメリカでの呼び方で、アメリカのテクス・メクス料理(メキシコ風アメリカ料理)にも欠かせません。

しかし!日本ではフリホレスを知る人はあまりいないので、最初に塩味のあんこがでてくると、びっくりします。見た目が、日本のあんこ、そっくりなので、あんこの意識で食べると、違和感が大きいです。

「フリホレス」は砂糖を使わず、主に塩と油を使います。家庭によっては玉ねぎなども使う家庭もあるようです。

そういうこともあってか、メキシコの人たちは砂糖を使ったあんこが苦手で、羊羹やお汁粉や、ぜんざいなど、あんこを使ったお菓子を苦手になるものうなずけます。

最初はあんことフリホレスの味のギャップを埋めるのに戸惑いますが、しばらくすると慣れるもので、最初はもっさりした豆のソースに不思議な感じでいましたが、ほんのり効いているスパイス、肉のだしなどはまってしまったのです。

どこの国の人でも固定観念の払拭はなかなか難しいものですが、文化や習慣などもいい意味で「慣れること」の大切さを実感しています。「郷に入っては郷に従え」ですね。
その土地で伝えられたてきた食文化を理解し、味わうことで、相互理解が深まるものです。
海外だけでなく国内でもそう言うことがありませんか。

見た目の先入観で味を決めてしまうのではなく、まずは味わってみる。そうすることで、世界中どこにいっても、おいしく食べられるし、相手国の人々にもおいしく食べているところをみると、同じ仲間になれるのです。

しかし、世界の食べ物は奥が深い。今まで食べたことがないものがたくさんあって、本当に楽しいですね。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。