日本航空(JAL)が10月、11月発券分の燃料サーチャージを発表しました。国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、8~9月発券分を上回り、過去最高を更新しました。運賃よりも高い価格となりそうです。
日本発インドネシア行の燃料代に関しては、ジャカルタ線は8・9月発券よりも6,900円高い37,400円(片道)と発表されました。往復で74,800円となり13,800円も高くなる計算となります。燃油サーチャージは燃料の上昇分の負担を旅客に転嫁する制度で、最近まで続いた急激な原油高の影響を反映した形になりました。
JALの成田-ジャカルタ線の10月の運賃を調べてみると、ほとんどの日が片道31,500円でエコノミークラスの最安価格となっています(エコノミーセイバーOクラス)。往復でも63,000円となり、とても安く感じますが、こちらに燃油代が加算されてしまいますので、10月に発券したとすると・・・
成田-ジャカルタ(往復、10月発券)
運賃63,000円+燃油代74,800円+諸税6,900円=144,700円(往復)
予約期間:2022年8月16日~8月25日
設定期間:2022年9月1日~11月30日(旅行開始分)
という金額です。
10月にこの割引運賃が出るかどうかわかりませんが、燃料代高騰を受けて航空運賃を安く設定するような航空会社もでてきていますので、燃料代が高くて国際線乗るのをやめようという人のために、今後も運賃を安く設定する場面がでてくる可能性は高いです。
今回の10月・11月購入分は今年6月・7月の市況(シンガポールケロシン市況価格)で決まります。最近では燃油も少し下がっていることから、おそらく今回の10・11月購入分が最高値になる可能性が高いと思いますので、なるべくなら10・11月はチケット購入を避けたいところではあります。
昔は燃油サーチャージ・空港税込でも10万円以下で購入できることもありましたが、しばらくは難しそうです。しばらくは、日本発ジャカルタ行直行便ではなく、サーチャージがかからない航空会社などに乗るなどして対策しないといけないかもしれません。