空から眺める絶景!ガルーダ・インドネシアGA605便でボネ湾を越えマカッサルへ
ケンダリの旅を締めくくるガルーダ・インドネシアGA605便の空の旅。朝焼けに包まれたハルオレオ空港を離陸し、眼下には美しいボネ湾とサンゴ礁が広がります。1時間弱の短いフライトながら、自然の絶景に癒されるひととき。ケンダリでの思い出を胸に、マカッサルへと向かう空中散歩の様子をお伝えします。
充実したケンダリ滞在を終え、いよいよ帰路へ。
乗るのは、ガルーダ・インドネシア航空GA605便、マカッサル行きの国内線です。

朝のハルオレオ空港は、まだ静かな空気に包まれていました。ターミナルの外には涼しい朝の風が吹き、遠くに山の稜線がうっすらと見えます。定刻通り7時30分に搭乗開始。乗り込んだ機内は清潔で落ち着いた雰囲気。窓側の座席に座り、窓の外を眺めていると、あらためてこの土地に別れを告げる寂しさがこみ上げてきます。

そして8時機体は静かにタキシングを開始し、滑走路へ。

ぐんぐん加速し、ふわりと地面を離れた瞬間、ケンダリの街と草原の景色が一気に広がりました。

空から望む、ボネ湾とサンゴ礁の奇跡
機体は右旋回しながら上昇を続け、スラウェシ島の東岸から内陸へ。

しばらくすると、眼下に広がるのは青く輝くボネ湾。

ターコイズブルーの浅瀬、深い群青の海、白く縁取られたサンゴ礁の風景は、まるで空に浮かぶ宝石のような光景に、息を飲みました。

小さな環礁が点在し、その間を縫うように真っ直ぐ伸びるリーフ。よく目を凝らすと、浅瀬には水牛のような影が動き、小さな船もぽつりぽつりと浮かんでいます。飛行高度は約25,000フィートと比較的低い高度での巡航なので、こうした海のディテールまで手に取るように見えるのが、この区間の醍醐味です。
機内で味わうパン

水平飛行に入ると、すぐに機内サービスがスタート。わずか1時間弱の短距離路線にもかかわらず、ガルーダ・インドネシア航空ではしっかりと軽食が提供されます。パンとマメ菓子とミネラルウォーター。窓の外では、まだ続くボネ湾のコバルトブルーの海。パンをかじりながら、こんなに素晴らしい景色と時間を同時に味わえる贅沢に、心から満たされる思いでした。
景色が変わる、南スラウェシの大地

フライト後半、機体は徐々に高度を下げながら、南スラウェシの大地へと近づいていきます。

眼下には、パッチワークのように広がる田畑と緑の丘陵地帯。その間を縫うように川が流れ、赤茶色の屋根を持つ集落がぽつりぽつりと現れます。

そして遠くに、マカッサルの街並みと空港が見えてきました。着陸態勢に入ると、機内にシートベルト着用のサインが灯り、すっと機内の空気が引き締まります。高度を落としながら、滑走路が近づいてくると、名残惜しさと期待感が同時に高まっていきました。

機体は軽く弾むようにタッチダウン。

マカッサル・ハサヌディン国際空港に無事到着しました。

たった1時間弱の短いフライトでしたが、窓から広がる海の絶景が単なる移動手段を超えた「小さな旅」として、心に深く刻まれました。このGA605便の空中散歩は、ケンダリ滞在の最後を締めくくるにふさわしい、最高のフィナーレとなったのです。