インドネシア・ジャカルタから成田空港まで到着しました。入国検疫などがスムーズに行えたので、思っていたよりも早く出国することができました。電車を乗り継いで自宅まで向かうのですが、成田空港からもちょっとした小旅行です。
飛行機を降りてから成田空港駅の改札まで25分あまりで来てしまいました。
16時59分発の久里浜行の普通列車に乗る予定でしたが、なんと1本前の16時33分発に間に合いそうです。成田空港駅を出発して成田駅で我孫子方面に乗り換えします。実はどちらの電車でも成田発17時16分発しか乗ることができませんので結局は同じなのですが、16時59分発ですと成田駅乗り換え時間が2分しかなく、エレベーターを乗って違うホームへの移動を荷物を持ちながら行わなければならないという、運試しのような乗り換えが必要となってしまいます。1本前の電車で余裕を持った成田駅乗り換えができる方法を選択できるのはありがたいところです。
成田空港駅のホームに行くと、久里浜行普通電車が出発を待っています。隣には特急成田エクスプレスもこのあとの出発となるようです。特急で東京駅まで出てから、常磐線で帰ることもできるのですが、かなり遠回りをする形となり特急を利用しても結局同じような時間に到着となりますので、距離的にはかなりショートカットできる成田線を利用することになります。
成田空港駅を定刻に出発して、途中成田空港第二ビルを経由して成田駅に到着となりました。
15両編成の長い編成の普通列車ですが成田駅到着したとき、成田線乗り換え跨線橋が後ろの方にあるというのをいつも忘れて前の方の車両に乗ってしまい、ホームをひたすら歩くことになります。この後の列車での2分間での乗り換えではホームを走る羽目になっていたのを考えると、この余裕は大事です。
成田線の出発ホームに到着しました。成田駅で30分の乗り換え時間です。ホームにあるベンチに座りながら電車が来るのを待ちたいと思います。ときより風が吹付けていてベンチに座っていても快適です。
インドネシアよりも暑い日本を想像していたのですが、この日はインドネシアと同じような夕方のさわやかさと一緒でした。ただ違うのは周りの人が日本語で話をしていることです。日本に住んでいれば当たり前のことで何も感じませんが、長く日本を離れていると、話し声を聞くだけでも帰ってきたのだと感じる瞬間です。
17時過ぎに我孫子から来た成田行電車がホームにやってきました。折り返し17時16分発の上野行となります。早めに駅に到着してくれたので、冷房の効いた電車の中に入ることにします。出発までは一部のドアを閉めてくれるため、快適な車内で出発を待つことができます。
成田駅出発の時間となりました。ここから我孫子まで成田線を移動していきます。成田駅から我孫子駅まで33Kmしかありませんが40分かけて移動していきます。単線なので途中何回も行き違いをしないといけないのでなかなかスピードを上げられないのは仕方ありませんが、田園を見ながらの移動も悪くありません。
途中、下総松崎(しもうさまんざき)、安食(あじき)、木下(きおろし)、新木(あらき)と日本人でも読めない駅名を見ながらの移動も楽しいものです。
我孫子駅に18時前に到着となりました。このまま乗ってしまうと上野駅まで行ってしまいますので、乗り換えとなります。10分乗り換えで常磐線快速勝田行に接続しています。
この電車には普通列車にグリーン車が2両連結されているので、我孫子駅からも確実に座っていくことができます。帰宅ラッシュで案の定列車到着した際には、他の車両は多くの乗客で混んでいましたが、グリーン車は1,000円追加で快適な移動ができます。
普通列車なので途中特急に抜かれるなど、多少時間はかかりますが、ジャカルタからの移動で半日以上を費やしているので、お先にどうぞという感覚になります。
今まで自宅のある最寄り駅まで成田空港からバスが走っていたので、荷物があっても苦労せずに帰宅できていましたが、コロナ禍でバスが休止のままです。毎回日本に帰るたびに運行再開しているのではと思い、時刻表を見るのですが依然休止のままです。だいぶ海外への渡航者も増えたので空港バスの運行再開が待たれるところなのですが、このまま休止のまま路線廃止へとなってしまうのではないかと危惧しています。
なんとか電車を乗り継いで20時に自宅の最寄り駅に到着しました。ジャカルタ出発から12時間かけて到着したことになります。長い移動でしたが、疲れもほとんどなく帰宅することができました。ちょっとの間ですが、日本滞在を楽しみたいと思います。