東京オリンピックのバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得した、インドネシアのグレーシア・ポリー、アプリヤニ・ラハユ両選手に贈り物が殺到しているというニュースがありました。インドネシアで金メダルを獲得するとどれくらいの価値になるのでしょうか。
インドネシアはバドミントン大国として知られており、1992年に五輪の正式競技になって以来、すべての金メダルはバドミントンです。
インドネシア組は2日の決勝で、中国組と対戦。第1セットを21─19で取ると、第2セットも21─15で奪い、ストレート勝ちをおさめ、インドネシアに東京五輪で初の金メダルを獲得しました。
インドネシア政府は、金メダルを獲得した選手に50億ルピア(約3,800万円)の現金を贈ることが決定しています。さらに牛5頭と家や、レストランの店舗をプレゼントするとの話もでています。報奨金に牛が贈られるのはインドネシアらしいところです。
インドネシアでの金メダルの価値は約3,800万円以上となりますが、東南アジアでは金メダルを獲得すると高額な報奨金がもらえるようです。
もっとも高額なのはシンガポールで金メダリストに73万8000ドル(約8040万円)、台湾は金メダルに71万6000ドル(約7800万円)、香港は64万3000ドル(約7000万円)、バングラディッシュは30万ドル(3270万円)、マレーシアは23万7000ドル(約2580万円)の報奨金にプラスし、月額1200ドル(約13万円)が支払われるそうです。
ちなみに開催国の日本は金500万円、銀200万円、銅100万円と決められているそうです。
東京五輪で選手たちに授与される金メダルは実は「純銀」製で、金メッキの含有量は全体の556gのうち6gしかないのです。現在の相場からすれば、金メダルは約800ドル(約9万円)程度の価値となるそうです。メダルそのものの価値よりも、努力して勝ち取った栄光の価値が勝るということなのですね。