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バンドンへの接続が便利!東ジャカルタにあるハリム空港に行ってみた

ジャカルタにはスカルノハッタ国際空港とハリム空港があります。ハリム空港は、高速道路や鉄道路線からもアクセスしやすい東ジャカルタの好立地にあり、スカルノハッタ国際空港の旅客許容量オーバーにより、分散化された発着便受け入れなどで設備も格段に改善されたジャカルタのもうひとつの空港です。ジャカルタ在住年数が長い方でも利用したことがある方は比較的少ない「穴場」空港、ハリム空港を紹介します。

ハリム空港の歴史と概要

通称ハリム空港、現在の正式名ハリム・ぺルダナクスマ国際空港は、17世紀に当時オランダ人の個人所有地だったチリリタン地区が飛行場として使用されたのが始まりだと言われています。1924年、当時は地名にちなんでチリリタン空港と呼ばれ、オランダ東インド会社によるアムステルダムからの飛行機が初国際線として着陸しました。戦後の1950年にインドネシアに正式に返還され、インドネシア空軍所有の空港となりました。そして1952年にはインドネシアの飛行士であり、1947年に殉職し国家英雄となったアブドゥル・ハリム・ペルダナクスマ空軍少将の名を取ってハリム・ペルダナクスマ空軍基地と改名されました。その後、1974年に現在の名前であるハリム・ペルダナクスマ国際空港として運営が始まりました。

ハリム・ペルダナクスマ国際空港(IATA: HLP)は、インドネシアのジャカルタに位置する国際空港です。ジャカルタの東部にあり、インドネシア空軍のハリム・ぺルダナクスマ空軍基地と併設されています。2023年に約379万人の乗客を取り扱いました。主にバティック航空、シティリンクの国内線の主要なハブとして機能しており、特にスカルノ・ハッタ国際空港の混雑を緩和する役割を果たしています。また、軍事利用やVIP専用機の発着にも対応しているため、多様な航空需要に応えています。

ハリム空港の魅力

アクセスの利便性

ハリム空港を利用するメリットの一つはジャカルタの各方面から近いことです。早朝や深夜の出発・帰着には特にそのありがたみが実感できます。高速道路や鉄道路線からも簡単にアクセスできます。

コンパクトなサイズ

ハリム空港は比較的小規模な空港であるため、搭乗ゲートや待合ロビーもざっと見渡すほどの広さです。そのため、空港内で歩き疲れたり、迷子になることもまずありません。

バンドンへの接続

ハリム空港の大きな魅力の一つは、バンドンへの接続が非常に便利な点です。ハリム空港はジャカルタ・バンドン高速鉄道のハリム駅に近接しているため、高速鉄道を利用して短時間でバンドンに到着することができます。

これにより、ジャカルタやインドネシア国内各地からバンドンへの移動がスムーズになり、観光やビジネスに非常に便利です。今回はバンドンからの帰りで、ジャティネガラ駅からハリム駅にアクセスしましたが、タクシーで15分程度で空港まで到着できました。

まとめ

ハリム・ぺルダナクスマ国際空港は、ジャカルタの重要な交通拠点の一つであり、商業便、軍用機、プライベートジェットなど多岐にわたる利用がされています。アクセスの良さやコンパクトな空港としての利便性、飛行機との接近など、多くの魅力があります。特にバンドンへの接続が便利で、観光やビジネスに最適な選択肢です。今後もインフラの改善や新しい交通手段の導入により、その重要性はさらに増すことでしょう。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。