日本で感じる小さな幸せ!海外駐在から一時帰国した私が満喫する5つの楽しみ

Indonesia

海外生活を経て、あらためて見直す日本の魅力

インドネシアのマカッサルに駐在していると、日本に一時帰国する機会は限られます。その貴重な帰国期間を思い切り楽しもうとすると、自然と「海外では味わえない日本らしさ」を求めるようになるのです。今回は、日本の庭園を訪れたり、豚料理にとことん舌鼓を打ったり、回転寿司で新メニューを探検したりと、海外駐在者ならではの“日本の楽しみ方”を5つに分けてご紹介します。長年暮らしていた頃には気づかなかった魅力に改めて触れることで、日本の良さを再認識している様子をお伝えします

1.都会の日本庭園に足を運ぶ

普段なら行かない場所が“特別”に感じる理由

日本で生活しているときは、わざわざ入場料を払ってまで日本庭園を訪れる機会は少ないかもしれません。ところが海外暮らしを経験すると、「あの日本らしい庭園の美しさが無性に懐かしい」と思うようになり、自然と足が向かうのです。たまたま東京・浜松町で打ち合わせの合間にふらりと立ち寄った「旧芝離宮恩賜庭園」なんて、普段の私なら絶対に入らなかっただろうと思います。都市部の高層ビルの合間で味わう、松や池、玉砂利などの静寂に包まれた空間を堪能。ちょっとした山や池の風情、都会の雑踏を忘れさせてくれるような和のテイストに一瞬で引き込まれ、「日本ってやっぱりいいなあ」と感じる瞬間が多々あります。池には鴨がいて、水面をバタバタ叩いて餌を探す「攪拌(かくはん)」行動をしているのを観察できました。こんな細やかな生態を都会の庭園で間近に観察するのは新鮮で、ほっと心が和むひとときでした。

2.“豚欲”を満たす

インドネシア暮らしで“封印”されがちな豚への想い

イスラム教国のインドネシアでは、豚肉が日常的なメニューになりにくい環境。中華街など特定のレストランでは食べられますが、普段の暮らしではまずお目にかかる機会が少ない。すると帰国した際に「とんかつ」「焼きとん」「豚汁」といった“豚”を思い切り味わいたくなるのです。気づけば昼はとんかつ屋、夜はやきとん居酒屋と連日「豚料理巡り」をしていたというケースも珍しくありません。インドネシアでは“ないもの”と考えて生活しているぶん、日本に戻るとつい欲求が爆発してしまうのが豚料理の魅力はなんなのでしょうか。

3.回転寿司の進化を楽しむ

海外にもあるけれど、やっぱり日本の回転寿司は格別

ジャカルタなどでは大手回転寿司チェーンが出店しており、そこそこ美味しいお寿司は食べられます。それでも日本に帰ると「回転寿司に行きたい」と思うのは、その豊富なラインナップと価格帯、そして飽きさせない新メニューの投入ペースに圧倒されるから。季節限定の白身魚やコラボメニュー、甘エビやホタテなど、その時期ならではのキャンペーンが頻繁に行われていて、レーンを回る皿を見るだけでもワクワク。マグロやサーモン、イカ、コハダ、サバといった定番ネタでも、店によって厚みや漬けタレが違ったりして、何度行っても飽きないのが回転寿司の魅力です。最近の回転寿司チェーンは、寿司だけじゃなくラーメンやうどん、天ぷらやスイーツなど、サイドメニューも驚くほど充実。寿司屋に来たつもりが、気づけばラーメンをすすっている自分に驚くこともあるかもしれません。日本はこういう一見“寄り道”のような工夫が上手で、海外駐在している身としては「日本すごいな」と感心するばかりです。

4.地元ケーキの絶品を味わう!

20年以上通い続ける安心感

日本に帰国すると、なぜか無性に食べたくなるのが地元のケーキ。私の地元にあるケーキ店「コサイ」は、ガトーフレイズやフルーツタルトが絶品と評判で、家族の誕生日やクリスマスなどのイベントには欠かせない存在。20年以上も利用していると、買うときの店員さんとのやり取りも顔なじみで温かいものがあります。ショートケーキの柔らかいスポンジや新鮮な生クリーム、フルーツタルトの瑞々しいフルーツの甘酸っぱさに心がときめく瞬間は、日本に帰国した醍醐味の一つ。インドネシアにも美味しいスイーツやトロピカルフルーツのケーキがありますが、生クリームの品質や絶妙な甘さ加減はやっぱり日本のケーキ屋ならでは。「地元に戻ったら必ずコサイでケーキを買う」というルーティンは、帰国するたびに守りたくなる大切な行事です。

5.大型ショッピングモールで発見を楽しむ

コストコや家電量販店が一堂に集まる巨大スポット

地元にはジョイフル本田が運営する“ファッションクルーズ”というショッピングモールがあり、コストコや家電量販店、ホームセンターなどが軒を連ねるまるで一つの街のような規模です。海外にも大型モールは数あれど、日本の独特な品揃えや陳列方法を見ると「これ、海外に持ち込んだらウケそう」とか「日本ってこんなに便利グッズがあるのか」と驚かされる瞬間がたくさんあります。カートを押して店内を巡っていると、新商品に興奮している姿を目にし、日本の日常風景をまるごと再体験できる気分。「インドネシアじゃなかなか見ない光景だな」と思いつつも、日本の最先端の生活道具を探す“宝探し”のような感覚に心が躍ります。ついつい買いすぎて荷物を増やしてしまうのが難点ですが、それも帰国中ならではの醍醐味と言えるでしょう。

日本を満喫しながら再認識する“ふるさと”の良さ

海外駐在で長期間日本を離れていると、帰国したときに感じる“日本ならではの楽しみ”が増幅するのは当然のこと。普段の生活では当たり前だったことが、距離を置いたことで宝物のように映るのです。限られた帰国期間中に欲張ってしまうのは悪いことではありません。むしろ、日本から離れていたからこそ再び愛おしくなる風景や食文化をたっぷり堪能し、エネルギーを補給してまた海外の生活に戻る。そういう繰り返しが海外駐在の大きなモチベーションになるのかもしれません。

 

人気記事海外送金!インドネシアから日本に送金、ワイズ(Wise)とトップレミット(Topremit)どちらが良いか?

人気記事わかりやすい!インドネシアで就労ビザ取得方法!