ジャワ島・バリ島で行われている活動制限(PPKM)が、再度1週間延長が決定しました。期限は8月23日までとなります。7月3日に始まった緊急活動制限(PPKM Darurat)は、その後名前を活動制限レベル4、3、及び2に変更し1週間毎に延長が継続されています。
一方で徐々にジャカルタ市内の活動制限は一部緩和しつつあり、ワクチン接種が進むことで集団免疫を目指しています。
8月16日の新規感染者は513人となりました。ジャカルタでは感染者が大分減っているようです。
オレンジ色の線がだいぶ平らになってきています。
国内の感染拡大に歯止めをかけようと、インドネシア政府はワクチン接種証明書を広げようとしています。都市間の移動の際にはワクチン証明書の提示が義務づけられていますし、ジャカルタでは、公共バスの「トランスジャカルタ」に乗る際や、レストランや美容院、ショッピングモールなのでの入店にも証明証が必要になっています。
ジャカルタでは、ワクチン接種が進んでいて、1回目のワクチン接種者は9,069,350人となり、2回目まで接種した人は4,310,395人まで増加しました。2020年の人口統計によると、ジャカルタの全人口は、1056万人です。ジャカルタの85%以上が1回目の接種を行った計算になります。
中国製ワクチンだけでなく、モデルナ製ワクチンも接種が開始されたそうで、医療従事者だけでなく、まだ1回目のワクチン接種を受けていない一般向けにも開放されたようです。
ワクチン接種で、免疫を持った人を増やし感染拡大を抑える「集団免疫」を目指していますが、今後どのような効果がでてくるのか期待したいところです。