インドネシアの人口が増え続けています。2022年6月時点で2億7千9百万人を超えたようです。このままのペースで人口が増えると今年の年末頃には、2億8千万人を超えていきそうです。
インドネシアの人口は、2022年6月29日現在の最新の国連データの予測によると279,088,893人となっています。国連は2022年7月1日の人口を279,134,505人と推定しています。
国連のThe 2019 Revision of World Population Prospectsによる予測では、インドネシアの人口増加を下記のような計算で見積もっています。
国連の見積もり(2022年7月1日) 279,134,505人(推計)
1日あたりの出生数 12,978人 7秒に1人誕生
1日あたりの死亡数 5,091人 15秒に1人死亡
1日あたりの移住数 -285人 5分に1人移住または移動
1日あたりの純変化 7,602人 11秒に1人増加
1月1日以降の人口変動 1,360,758人増加
https://worldpopulationreview.com/countries/indonesia-population
2022年1月から約半年で、130万人も人口が増加している計算です。残り半年でこの人口増加は変わらないとすると、2022年末には、2億8千万人台に乗る計算となります。
毎年のようにインドネシアの人口は1%を超えた人口増加率となっています。このまま増加が続くと、2030年に3億人を超えるとの予測です。
https://www.macrotrends.net/countries/IDN/indonesia/population
2020年のインドネシアの出生率は17.45‰(パーミル)となります。出生率は1,000人単位で計算されますので、人口1,000人中17.45人生まれたとことになります。
インドネシアの出生率は年々減少傾向で
1960年 44.55‰
1980年 33.43‰
2000年 21.77‰
2020年 17.45‰
出生率でいうと2020年の世界平均値が19.07‰、世界中央値が16.71‰とインドネシアは世界的にも平均に近い出生率になっています。
世界で比べると、
世界一の人口を誇る中国は、8.52‰
世界一の経済大国、アメリカ合衆国は、10.09‰
そして我が日本は、6.8‰
インドネシアは、まだまだ出生率が高いので人口が増加していくことがわかります。
人口の増加はインドネシア経済の懸念であり、インドネシアの成長と発展を遅らせる恐れがあります。人口増加率が低いと一人当たりのGDPが高くなり、所得の増加・貯蓄の増加・投資の増加につながり、貧困率の低下を意味します。インドネシアが今後成長を続けていくためには、人口増加に合わせた経済成長が欠かせないということがわかりますね。