インドネシアを出発して成田空港検疫でPCR検査が陽性となってしまいホテル隔離していましたがようやく隔離終了日となりました。帰国してからしばらく時間が経ってしまいましたが、開放される時がきました。
日本帰国の際は、到着空港で唾液によるPCR検査を全員に実施しています。この検査で陽性となってしまいますと、空港から療養施設となっているホテルに移動となり、隔離が始まります。到着した日はカウントされず、翌日から1日目が開始となります。7日間健康観察が行われ、体温は37.5度以下で発熱がなく、血中酸素濃度も96以上あり、目立った症状がなければ退所することになります。
自分のケースですと、空港到着時にPCR検査が陽性となってしまいましたが、療養施設に入った時点から体温は36度前後、血中酸素濃度も98又は99となっていて数値に異常はありませんでした。
風邪の初期段階のような喉がイガイガしたようなことはありましたが、咳も身体の痛みもなく、これが無症状と呼ばれるものなのかと驚きます。
このままPCR検査をすり抜け、自宅に戻っていたら家族や周りの人達に感染させていた可能性もありましたが、こうしてホテルで隔離となり感染させない状態になってから自宅に戻れるというのは良かったのかもしれません。
症状があれば、陽性になってもやっぱり感染してしまったのかとなりますが、無症状というのはある意味一番厄介な存在かもしれません。
隔離7日目に部屋の電話が鳴りました。明日の朝隔離解除となることが告げられます。ホテルから空港までバスが運行されるとの案内があり、朝8時30分にホテルを出発することになりました。
要望すれば昼まで滞在できるようですが、一刻も早く外に出たいという気持ちです。空港到着後に解散となり自由になれるようで、公共交通機関を使用して自宅に戻ることができます。
自宅までは電車を乗り継いで帰ることにしました。キャリーバックも1個だけであり中身はほとんどが衣類でしたので、電車に乗せて帰れるという判断になります。成田空港駅の出発は9時頃になりそうなので、通勤通学客も少なくなっている時間帯なので電車移動も問題なさそうです。
全ての荷物をバックに詰め、隔離部屋をきれいに整えました。7日間お世話になったので、なるべく元通りに戻し部屋を出たいと思います。部屋に別れを告げ、帰国した日以来のエレベーターで1階に降ります。
部屋のカードキーと体温計と血中酸素測定器をスタッフに戻してチェックアウト終了です。
検疫が終了したことを証明する検疫証明書を受領します。
証明書には、名前と生年月日が記入してあり、「新型コロナウイルス(COVID19)を感染させるおそれがないと認めたので、検疫法で検疫措置を終了した」ということが書かれています。検疫が終わった事を証明するものとして発行してもらいます。
送迎バスが到着しました。荷物を預けバスに乗り込みます。
全部で10名が検疫を終えたようです。定刻通り8時30分に出発となりました。1週間お世話になったホテルともお別れです。
10分ほどで、成田空港第二ターミナルに到着します。
ここで解散となるようです。外は晴れて、春の温かい空気が心地よく開放感でいっぱいです。ようやく日本に戻った実感がわきました。これから電車を乗り継いで自宅に移動したいと思います。