退役間近のB767の夜行便JL726でジャカルタから日本へ!真冬の成田へ飛ぶ旅

Airplane Indonesia

ジャカルタのスカルノハッタ空港で、日本への夜行便JAL726を待つのみ。久々の夜行フライトで体力的にやや不安はあるものの、ラウンジでしっかり休息を取れば万全の状態で乗り込めるはず。日本は真冬の寒さが続いているという情報に戦々恐々としながらも移動に備えます。

ターミナル3国際線のゲート2Aへ

長い乗り継ぎ時間でしっかりリフレッシュしたおかげか、搭乗ゲート2Aへの移動も余裕を持ってスタート。

JL726便は21時に搭乗が始まり、今回はエコノミークラスの16Hという前方寄りの座席を選択しました。いつもの窓側ではなく通路側を選んだ理由は、夜行便で万一トイレに立ちたくなっても隣の人を起こさず気兼ねなく動けるから。ゲートエリアに着くと、すでに多くの乗客が集まっており、一目見ただけで「今回は満席だろうな」とわかるほどの混雑。それでも日本へ向けて飛び立つ高揚感で、周囲には少しキラキラした空気が漂っているように感じました。今回の機材はB767-300ERのJA619J。B767はやや古めの機材ではあるものの、退役間近なので、しっかりと味わいたいと思います。座席のピッチも、そこまで窮屈には感じずに済むのがB767の良いところです。

定刻どおりの出発

ドアクローズが21時20分に行われ、定刻通りにプッシュバックが始まりました。ジャカルタと成田の飛行距離は約5843kmで、フライト時間は6時間47分ほどとアナウンスがあり、冬季の偏西風に乗れば到着がやや早まる可能性もあります。夜行便のメリットは朝早く日本に着けることですが、座りっぱなしで眠れるかどうかがカギ。深夜帯のフライトに身体が慣れていない場合は、睡眠不足や疲労が出るかもしれません。とはいえ、今日は空港マッサージで十分にリフレッシュしてきたので、「なんとか乗り切れそう!」という気持ちでシートに深く腰を下ろしました。

機内Wi-Fiが1時間無料に最新サービスが嬉しいアップデート

JALに久しぶりに乗る私にとって、新しくなった機内Wi-Fiサービスはありがたいニュース。離陸後しばらくすると、1時間無料でインターネットが使えるとのアナウンスがありました。夜行便とはいえ、SNSやメールチェックをするならこの1時間無料枠が嬉しいところです。「ただ、深夜なのであまりスマホに夢中になると眠れないかな…」という懸念もあります。とはいえ、ちょっとした連絡や調べ物をするには十分で、最新のニュースや天気予報なども気軽に確認できるのが便利です。快適な夜のフライトを楽しむ時代になったのだと実感しました。

23時過ぎに始まる機内食、 深夜のタイミングでの食事は悩ましい

約1時間のフライト後、機内はディナータイム(というか夜食の時間帯)へ突入。ビジネスクラスでは軽めのスナック程度となるようですが、エコノミーではしっかりとした機内食が配られます。

メインは焼き鳥丼、鶏と胡瓜の辛味和え、人参と大根のサラダというメニューでした。正直、この時間にがっつり食べるのは身体の負担になる面もありますが、せっかくの機内サービスなので、ワインを少しだけ合わせて夜食を楽しむことにこの直前に空港ラウンジで食事を取ったばかりでも、機内食となると不思議と手が伸びてしまうもの。。アルコールを入れるとさらに眠くなる効果も期待できる反面、寝不足になるリスクもあるので悩みどころ。今回は軽めに飲む程度に留め、食後はすぐに歯磨きを済ませて睡眠体勢へ。夜行便では食事の時間と睡眠時間が前後するので、体内リズムが狂いがち。あまり無理をせず、ペースを考えて食べるように心がけています。

4時間の就寝で体力確保

食事が終わるとキャビンクルーがトレイを回収し、機内の照明は一気に暗くなります。コントラストの低い照明が心地よく、周囲の乗客もそれぞれ枕やブランケットを用意して“おやすみ体制”に入りました。「寝れないかもしれない…」と思っていましたが、意外にも4時間ほどしっかり眠ることができました。夜行便でこんなに眠れたのは久しぶりかも。事前に空港でマッサージを受けて体をほぐした効果が大きいのかもしれません。寝落ちする前にイヤホンで静かな音楽を流すと、思いのほかリラックス状態に入りやすいと感じました。

沖縄付近で目覚め、時速1111km/hの追い風

ふと目を覚まし、シートモニターをつけてみると、既に沖縄付近を通過中で、対地速度は1111km/hを示しています。これは強い偏西風にしっかり乗っている証拠。普通なら成田まで7時間近くかかるルートでも、今日は大幅な短縮が期待できそう。

時間を確認すると、もう朝方に差し掛かっているという状況。軽くストレッチをして足をほぐし、トイレに立つと、同じようにリフレッシュしている乗客もちらほら。キャビンクルーから温かい飲み物のサービスを受けつつ、到着前のひと時をゆったり過ごしました。

気温1℃の成田空港に6時30分到着

機内から外を覗き込むと、朝焼けに染まる日本の地がうっすらと見え始め、ついに到着の実感がわいてきます。着陸は6時30分。アナウンスによると、外の気温は1℃しかないとのこと。ジャカルタでは昼間は30℃近くあったため、その差はまさかの約30℃。身体がまだ温かいインドネシアの空気に慣れているので、このギャップはかなり厳しそう。到着後すぐに着込まないと凍えるかもしれません。眠気が残る中での入国手続きをこなし、荷物をピックアップしたら、ようやく日本の冬へ足を踏み入れることになります。

夜行便を快適に乗り切って見た冬の成田

こうしてJL726便での夜行フライトを終え、朝の成田に到着。次はいよいよ日本滞在。短い期間でも、久しぶりの日本ならではの食事や空気感、家族や友人との再会を存分に楽しみたいところです。気温1℃の中、久しぶりに吐く白い息を見て「日本に帰ってきたな」としみじみ思う。そんな瞬間こそが海外生活と往復する醍醐味なのかもしれません。

 

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