インドネシアでの感染拡大を受けて、7月から帰国特別便が運航され、多くのインドネシア在留日本人が退避しています。インドネシアではどれくらいの日本人が在留しているのか、
外務省が出している海外在留邦人数調査統計の昨年度の数字がでましたのでまとめてみます。
2020年のインドネシアの在留日本人は、18,191人となっています。
2017年の19,717人をピークに少しずつ減少しています。
インドネシア在留日本人数(人) | 前年比 | |
2013年 | 16,296 | +10.7% |
2014年 | 17,893 | +9.8% |
2015年 | 18,643 | +3.2% |
2016年 | 19,312 | +4.6% |
2017年 | 19,717 | +2.1% |
2018年 | 19,612 | -0.5% |
2019年 | 19,435 | -0.9% |
2020年 | 18,191 | -6.4% |
2020年はコロナ感染の影響もあり、-6.4%減と大きく減少しています。
(調査表記は2015年から南ジャカルタ)
南ジャカルタ | 前年比 | |
2013年 | 9,988 | +14.2% |
2014年 | 10,990 | +10.0% |
2015年 | 8,204 | - |
2016年 | 8,486 | +3.4% |
2017年 | 8,532 | +0.5% |
2018年 | 8,263 | -3.2% |
2019年 | 8,062 | -2.4% |
2020年 | 7,184 | -10.9% |
やはり、2020年はジャカルタ居住者がかなり減少しており、-10.9%減の7184名となっています。ジャカルタの日本人が少なくなっていることが良くわかります。
インドネシア以外の在留日本人数がまとまった資料を外務省が公開していますので、参考にしてみてください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/index.html
7月1日から7月23日まででインドネシアから帰国した日本人は、2,380人となっています。
その後も定期便だけでなく、帰国特別便が、成田行2便、関西行2便、中部行2便の合計6便が運航されていることから、7月下旬から8月初旬にかけての帰国者は1,500人を超えていると思われます。
インドネシアの感染状況は依然として抑制されておらず、インドネシアでの日本人の現地企業活動に大きな影響を与えています。