世界中で日本語を学ぶ人が増えているそうです。日本語は、日本以外では利用できませんので、日本で働きたい人や、日本が好きな人がほとんどでしょう。
実は、インドネシアでは、日本語学習者が世界2位ということです。
本日は、インドネシア人の日本語学習についてお話します。
142か国・地域で日本語教育の実施を確認したそうです。
独立行政法人・国際交流基金 海外日本語教育機関調査で3年に一度の報告なので最新のデーターは2018年となります。
世界中の日本語学習者数は年々伸びているそうです。
第2位はインドネシアで、2018年時点では70万9479人が日本語を学習しています。
2015年時点での学習者は約74万5125人で、学習者は減少していますが教育機関と教師の数は増加しています。
2013年に中等教育における教育課程改定が行われて、必修科目であった第二外国語学習が選択科目になりました。これに伴い日本語学習者が減少したといいます。
地域によっては高等教育、民間における日本語学習者は増加傾向となっているそうです。
なぜこんなに多くの人がインドネシアで日本語を学んでいるのでしょう。
インドネシアが親日国家ということは、ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。もちろん親日ということが大きな理由ではあるのですが、ほかにもいくつかの理由があります。
2018年度調査において、世界の日本語教育機関が在籍する学習者の学習目的・理由として挙げた項目のうち最も回答多かったのは
近年では、日本の文化、特にサブカルチャーが若者を中心に人気を集めています。それによって日本語そのものに興味を持つ人が増えてきています。
インドネシアでは、1960年代に日本のアニメが放送され、1990年代から日本の漫画が発売されるようになりました。2011年には、AKB48の姉妹グループのJKT48が首都ジャカルタで活動を始めたことも、日本語学習の人気を集めることとなりました。
最近日本では、インドネシア研修生も多くなりましたので、日本でインドネシア人をみかける事も多くなりました。日本語を学んで、日系企業で働きたいと思っている人も多くいます。
外国人にとって、難しいとされる日本語を学ぶ人が増えることは嬉しい事です。外国で片言の日本語で話をしてくれるだけで、親近感を持ちます。
インドネシアの人が、日本語を通じて日本の文化に触れる機会が、ひいては日本人との交流を持つ機会がもっともっと増えていけば嬉しいですね。