スマラン・アフマドヤニ空港からトランススマラン(BRT)を乗り継いでスマラン郊外のトレボヨ・バスターミナルにやってきました。ここからジェパラという街までさらに移動するのですが、渋滞を回避しながらのスマランからジェパラまでの移動の様子をお伝えします。
スマランから北東方向に70Kmほどの距離にジェパラという町があります。スマランから車で、2時間あまりで到着できる距離なのですが、スマランからクドスという街に伸びる国道1号線が1日中あまりにも交通渋滞が激しいため、平行する新しい高速道路を建設中です。高速道路に接続するインターチェンジの工事により、さらに渋滞がひどく車線規制などを行っているため、年間通じてひどい渋滞が起きていることで有名な場所があります。ここの数Kmを通過するのに早くて1時間、渋滞がひどいときには3時間以上かかると言われています。この日の夕方も渋滞がトレボヨ・バスターミナルまで伸びていて、身動きが取れない状況でした。
本日中にジェパラの街に行かなければならない。でも今動いても渋滞に巻きこまれるだけです。お腹も空いてきたことだし、バスターミナルのちょうど目の前にパダン料理のお店があったので、休憩かねて食事をすることにしました。
座ろうとした椅子に猫が寝ていてびっくりしましたが、寝ているところを申し訳ないのですが、席をゆずってもらいました。
パダン料理なので、作り置きのおかずとご飯を盛ってもらい、ナシチャンプルとなります。
怪しげなジンジャーの飲み物もいただくとします。
意外と味が良く、ぺろりと平らげてしまいました。
お店の人にジェパラまで行きたいがバスはあるのか尋ねたところ、あるけど途中の渋滞がひどいので、ジェパラに何時に着くかわからないとのことでした。
空港では、バスを乗り継いでいく気満々でしたが、トランススマラン乗り継ぎだけで疲れがでたところで、食事で休憩してしまったので、もうバスに乗る気がしません。早めに決断しなければないない状態でしたが、すでにGRABのアプリを立ち上げていました。
ジェパラまで230,000ルピア!と計算されたので、もうタクシーで向かうことに決定です。うまくマッチングしてもジェパラまでは行きたくないというドライバーや、追加料金をもらわないと行かないと、なかなか良いタクシーがみつかりません。ようやくマッチングしたドライバーから、案の定渋滞がひどいので、遠回りさせて欲しいと言ってきて70,000ルピア追加の300,000ルピアであれば、ジェパラまで行ってくれるとのことでしたので、お願いすることにしました。
マッチングした車も目の前の渋滞に巻き込まれて、バスターミナルまで迎えに来るだけで30分ほどかかって、ようやくタクシーに乗る事ができました。ドライバーに聞くと、今日の渋滞はいつもよりもひどいらしく、内陸の道路を使って渋滞ポイントを抜けるルートでいくことになりました。
考えることはみんな一緒で、迂回ルートも車やバスが多く、道が細いためスピードを出すことができません。スピードは上げられないですが、渋滞で止まることはないので、動いているだけ良しということで、迂回ルートを1時間かけて進みます。
国道1号線に再度戻った時にも少し渋滞はしていましたが、すぐに渋滞を抜けその場所からはスピードを上げて進むことができます。出発して1時間30分でドゥマックという街まで到着しました。
ここからは1時間ちょっとでジェパラまで到着することができます。道が細くなりますが、反対車線にはみ出しながら、車やトラックを追い越していきます。日本ではありえない運転ですが、インドネシアでは日常です。正面衝突してしまうのではというスリルとともにバスターミナルから2時間30分でジャパラのホテルに到着となりました。
迂回したからこの時間で到着できているので、そのまま渋滞に巻き込まれたら、23時過ぎの到着になっていたかもしれません。
21時前にホテルに到着できたので、早速チェックインをして、すぐにホテルのレストランに向かいます。まだ営業中ということで、ビールが間に合いました。
サンドイッチとスイカでビールを飲むという変わった組み合わせで、喉を潤しました。
しかし、あの渋滞がいつ無くなるのか、地元の人も年中渋滞で足止めをくらっている訳なので、高速道路が早く開通して、渋滞がない道路に生まれ変わって欲しいものです。