中部ジャワのジェパラに到着となりました。今回はジェパラ滞在の工房やホテルの様子をお伝えしたいと思います。
今回の最大の目的は木工製品の工房で商品を確認することです。
ジェパラは木工家具などで有名な町で、良質のチークやマホガニーを使った工房がたくさんあります。ある木工製品の魅力に取り憑かれたクライアントの協力もあり今回の工房訪問となりました。
水産物の取り扱いがメインで木工製品は全くの素人ですが、何度かジェパラに訪問しているうちに色艶などの木工製品の魅力にはまってきました。
コロナ禍で大打撃を受けて操業を停止してしまったところも多くありますが、今年に入り海外からバイヤーが少しずつ増えているとのことです。職人のとても丁寧な仕事振りには感心するばかりで、一部カッティングやシェービングなどは機械化、IT化されているところも見せてもらい商品の良さを実感してきました。今後は、クライアントと工房との調整などを通じてジェパラ製木工品の良さなどを伝えられればと思います。
本来であれば、打ち合わせが終了した後はジェパラからスマランに移動しスマランで1泊する予定でしたが、もう1泊ジェパラで宿泊することにしました。バイクで怪我をした夫人の紹介でイタリア人オーナーのホテルに宿泊することになったからです。これもなにかの縁との思いもあり、予定を自由に動かせることも楽しみのひとつとなります。早速、紹介された「オーシャンビューホテル」に向かいたいと思います。
紹介してくれた夫人の自宅から車で3分ほどのところにホテルがありました。
最初は大したことがないのだろうと思っていましたが、ホテルに到着したところで思いは180度変わりました。
ここはバリ!と錯覚するかのようなオーシャンビューのコテージタイプのホテルとなります。すべてがリゾートで、とてもジャワ島ジェパラに居るとは思えません。ホテル自体は部屋数もそう多くなく、中央にあるプールの周りに白色壁のコテージがならんでいます。海岸は目の前で、海の上には海上レストランも併設してあります。
イタリア人オーナーなので、本格的なビザ釜もあり、イタリア仕込みのピザやパスタなども楽しめるそうです。この空間自体は別世界となります。すべてが完璧すぎて、もうバリに行く必要がないのではと思いました。言葉では語りつくせない、すばらしい景色をご堪能ください。
海の上のレストランですが、たまたま時間帯が良く誰もいない状態で一番良い場所が確保できましたので、ちょっと早いですが食事をしたいいということで、せっかくなので、活のロブスターを試すことにしました。
イタリアンサラダも頼み、シーフ-ドといきたいと思います。海風が心地よく、冷えたビンタンビールがいつもより美味しくなります。
まずがタコサラダです。タコはイイダコを使用していてこれまた絶品で、サラダとイタリアンドレシングが絶妙でした。タコは新鮮で臭みもなく、ちょっと炙った形でよく仕上げてあります。タコを知り尽くした専門家と称している自分にタコが旨いと言わせるなんてなかなかです。
次にロブスターが到着。いつもインドネシアで漁師が調理した活のロブスターを食べているので、こちらも正直大したことがないだろうと思っていたところ、良い意味で裏切られました。味は超絶品。活から仕上げてありますので、身がぷりぷりしていて甘みもたっぷりあります。ソースとの相性も抜群で、漁師が作るロブスター料理にひけをとらない旨さでした。最初は、景色が旨さを引き出していると思っていましたが、目をつぶって食べても美味しく、間違いないことが判明しました。このレストランのシェフはロブスターの味を良く引き出していると褒め称えながら完食となりました。
すっかり味に満足したところでレストランを後にします。
コンドミニアムタイプとなります。入り口を入るとキッチンと冷蔵庫が完備されています。
ソファーがあり、窓を開けるとプールサイドを眺めることができます。
奥に大きめのベッドがあり、その奥がシャワー・トイレと洗面台などが完備されています。
内装もバリのリゾートホテル並に充実していますが、何度も言いますがここはジャワ島のジェパラです。すでに感覚が麻痺していますが、なんとなくバリ気分を十分に楽しめます。
夕方になると雰囲気が変わります。陽がだんだん水平線に落ちて色が変わっていきます。
子供たちが海水浴などで楽しんでいますが、移り変わる太陽を見ていると心が落ち着き、この景気を演出してくれるすべての雰囲気が気分を向上させてくれます。
夕陽が落ちて暗くなってくるとライトアップの演出です。同時にライブ音楽が盛り上げてくれます。
ライブ音楽を海越しで見ながら、フカフカのソファーに寝転びながらビールを飲むなんて、ほんとうに贅沢です。
タコやロブスターでお腹いっぱいなのですが、バイクでアイスクリームやジャスケ(jasuke)と呼ばれるコーンにチーズや練乳などをかけたローカル食を食べながら過ごします。
すばらしい体験をすることで一気にジェパラを好きになりました。
次回に続きます。