インドネシアから帰国時に成田空港での検疫で陽性となり、丸7日間のホテルでの隔離が終了となりました。隔離後は公共交通機関を使って帰宅可能となっていますので、電車を乗り継いでいくことにしましたが、ダイヤ改正でのJRの効率化を知る事になりました。
隔離ホテルの送迎バスで再び成田空港に戻ってきました。8日振りとなります。ジャカルタから成田空港に到着してからものすごい時間がかかりましたが、ようやく到着ロビーに立つことができました。自由に動きまわれるということが、嬉しくてしかたがありません。十分過ぎる位ホテルで休息したので足取りも軽く感じます。
成田空港第二ターミナル駅に到着しました。電車の時刻は9時5分発です。出発まで20分ほどあるので、駅の改札の向かいにあるドトールに入りました。隔離期間中はホテルのインスタントコーヒーを毎日1杯だけ飲んでいましたが、急にお店のコーヒーが飲みたくて入ってしまいました。
アイスコーヒーだけ注文しようと思ってメニューを見ていたら、モーニングでサンドイッチとコーヒーセットがお得の文字に魅了されて、注文してしまいました。
久しぶりの外食となります。日本は安くて美味しいものが食べられ幸せです。
電車の時間が来ましたので、改札の中に入ることにします。
総武線の電車が到着して乗り込むことにします。電車も空いており快適ですが、次の駅成田駅で成田線に乗り換えとなります。
8分で成田駅に到着しました。
次は成田駅から9時44分と30分後の出発となりますので、ホームのベンチで電車が来るのを待ちます。
駅の張り紙に昼間の時間の成田線は5両編成の短い車両になったとの案内がありました。通勤通学の人が減る昼間の時間は成田と我孫子を5両編成の車両が往復していくらしく、常磐線方面には直通しないようになったようです。
3月のダイヤ改正で乗客の数に合わせて昼間の時間は編成を短くして車掌が乗らないワンマン化で効率をあげていくのでしょうが、なにか寂しさを感じます。
10分ほどで、折り返し我孫子行きの電車が到着となりました。この電車で我孫子着が10時26分になる予定ですが、3分後の10時29分に常磐線の普通列車に乗り換えする予定です。成田線の電車の出発が3分遅れで成田駅を出発となりました。
元々我孫子での乗り継ぎが3分で厳しかったのですが、余計ハラハラした展開になりました。
成田線はほとんどが単線で、上り下りの電車が途中駅で交換しながら走っていきます。複線であれば回復運転も可能ですが、駅の信号で電車を待ちながら走行していきますので遅れを取り戻せません。時刻表とにらめっこしながら、遅れが回復するかどうかを見ていましたが、我孫子到着は2分遅れの10時28分に到着となりました。
ここからは、荷物を持って跨線橋をあがりホームへと降りていきます。ちょうどその時常磐線の電車が到着してなんとか間に合いました。
大きな荷物を持っていたので、荷物が他のお客さんに邪魔になりますのでグリーン車に乗る事にしました。一番後ろの座席裏にちょうど荷物を置くのに便利なスペースがあるためです。特急などでもわざと進行方向の一番後ろの座席を予約して荷物が置けるようにします。
我孫子では特急電車が停車しないので、普通列車に乗ります。
ようやく落ち着いたところで車両の電光掲示板をよく見ると、土浦行きとなっています。
時刻表で見た時にはこの電車は勝田行きのはずでありなにか変だなと感じていました。
まもなくグリーン車アテンダントさんが来てくれて、今年3月のダイヤ改正で昼間の時間は、グリーン車は全て土浦止まりとなったことが告げられました。グリーン車を含む10両が土浦止まりで、前の5両が終点勝田まで行くというのです。
土浦以北は乗客が減るのはわかりますが、茨城の県庁所在地がある水戸までもグリーン車を連結しないということになっていたのは知りませんでした。
先ほどの成田線も5両になっていましたが、まさか常磐線でも5両にまで減らされてしまった事実は知りませんでした。
事情を説明したらグリーン料金を払い戻ししてくれることになり、しかも土浦まで無料でグリーン車に乗せてもらうことができました。
アテンダントさんにお礼を言い、土浦から後続の特急電車に乗り、特急料金を払うことでお返しすることにしました。
インドネシアにいると、ちょっとした地元の変化についていけないところが出てきました。普段から成長を続けているインドネシアと比較してしまうと、効率化という波が地元近くまで来ていて、ちょっとずつ不便になっていく寂しさをも感じてきました。