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【インドネシア渡航】インドネシア国鉄KAIでスラバヤからスマランまで鉄道移動!

インドネシアのジャワ島には鉄道が発達しているので、いつか時間がある時に列車に乗って旅してみたいと思っていましたが、今回スマランに出張に行くことになりましたので思い切って初めて長距離鉄道を利用して移動しようと思います。マカッサルからスラバヤまでは飛行機で飛び、スラバヤからスマランまで列車で移動します。今回利用したジャワバヤ号の様子をお伝えしたいと思います。

ジャワバヤ号

今回の列車はジャワバヤ105号に乗ります。東ジャワの都市マラン駅からジャカルタ・パサールスネン駅まで約1,200Kmの距離を13時間30分かけて走破します。今回は途中区間であるスラバヤ・グベン駅を13:56出発して、スマラン・ポンコル駅18:40到着までの4時間40分の列車の旅をしました。

ジャワバヤ号は、エグゼクティブクラス4両とエコノミ―クラス5両、その間に電動食堂車を連ねた10両編成の客車を大型ディーゼル機関車が引っ張ります。

チケット料金

スラバヤからスマランまでエグゼクティブクラス 315,000ルピア(約2,500円)、エコノミークラス200,000ルピア(約1,600円)となります。

エグゼクティブクラスは1車両2-2の50席配置となっていて進行方向に座席の向きを変えることができ、リクライニングが可能です。

エコノミークラスは、1車両64人から80人掛けとなっていて、2-2の座席が向い合せになっていて、座席は垂直のリクライニング不可となっています。長時間の移動はかなり疲れるので、日本人としてはエグゼクティブクラスを選ぶのが賢明です。

スラバヤ・グベン駅

スラバヤ空港に到着して、駅まではGRABタクシーを利用します。途中のタクシーの呼び込み攻撃をかわしながらGRABポイントに到着しました。呼び込みタクシーはぼったくり料金を請求される苦い思い出があるため、できるだけ明朗会計のGRABを利用する事にしています。目的までの料金が確定されクレジットカード引き落としされるため安心できます。

スラバヤ空港はスラバヤ市内から離れている場所にあるため、スラバヤ中心までは1時間ほどかかります。駅には列車出発の1時間半前に到着しました。

スラバヤ・グベン駅はきれいに整備され、レストランやコンビニなども充実しています。

トラベロカでe-チケットを発行していたのですが、このままでは乗車できないようで、チケットセンターにて搭乗券を発行してもらいます。

駅の外にいてもやることがないので、早速駅の中に入る事にしました。先ほど引き換えしたチケットとPCR検査か抗原検査の陰性証明書を見せると改札の中に入る事ができます。

駅の中には多くの椅子が並べられている大きな待合室があります。

出発時間が近づくとホームに案内されます。

今回の座席は4号車ということで、ちょうど4号車のところで待っていると、ジャワバヤ号が到着してきました。

おじさんトラブル

機関車の次はエコノミークラスが続きます。エグゼクティブクラスはどこかと探したら、食堂車の後ろに繋がっていて、本来6号車のはずがエグゼクティブクラス1号車となっていて、駅員に聞きながら、結局一番後ろの車両がエグゼクティブクラス4号車でした。

急いで最後の車両までたどり着き、4号車の1D座席を見ると先に中年のおじさんが既に座っていました。号車座席間違ったかなと思い、おじさんの隣の通路側の座席に座ってからやはり、おかしいなと再度列車の座席番号を確かめると、予約した1Dは窓側でおじさんの席ようです。

再度おじさんに予約した座席を確かめると彼は1Cの通路側の座席でした。これから4時間以上も乗るので、通路側より窓側に寄りかかることができる1Dの快適さと車窓を見たいとのことで、おじさんには申し訳ないが席を交換してほしいと頼みました。

おじさんも自分の座席をわかっていたようで、本来の隣に移動してくれました。

ようやく落ち着いたところで、スラバヤ駅を出発。次のスラバヤ・パサール駅までは街中をゆっくりカーブしながら列車は進みます。

スラバヤ・パサール駅を出発すると、地図上ではほぼ直線でのスマランまでの移動となります。途中6か所の駅を停車するのですが、駅周辺以外は広大な田園風景が広がり、土地も平坦なので、最高速度120Km/hで運転していきます。

1番後ろの車両で電動でない客車であるので、音は静かで線路のつなぎ目の音が心地よく、日本で子どもの頃乗った客車を思い出します。

エグゼクティブクラス

エグゼクティブクラスは、飛行機の座席を思わせる皮張りのシートで後ろに大きく倒せるので、比較的楽です。さらに1Dであったため、座席の前は広々としているので足をまっすぐに延ばしても大丈夫です。後ろの座席はフットレストがついていて座席間隔も広くなっています。

通路はさんで1A1Bの座席の前が大きな箱となっていてテレビが埋め込まれているのですが、なんだろうと通路にでてみると、トイレとなっていました。

日本の電車のトイレの2倍以上ある大きなトイレがついています。定期的に掃除してくれるスタッフが乗車してくれるのでいつもトイレの中はきれいです。掃除スタッフがいるのはインドネシアの良いところです。

車両内部には電源コンセントもついていますので、携帯を充電しながらの旅ができます。周りのインドネシア人たちもほぼ携帯の画面を眺めています。

1時間に1回程度ワゴンサービスでナシゴレンやホットコーヒー、お菓子などの車内販売がきてくれます。途中でお腹が空いても大丈夫です。今回は利用しなかったですが、車内で食べながらの移動も良いですね。

スマラン到着

雨季なので道中は途中雨が降ったりして天気は良くありませんでしたが、ジャワ島も鉄道で移動すると広いなと感じながら、だんだん暗くなってきました。

あっという間に4時間30分が過ぎ、定刻でスマラン・ポンコル駅に到着しました。列車の扉は自動で開かず、自分で鍵を開けて開きます。

スマラン駅のホームに無事到着することができました。インドネシア・ジャワ島鉄道の旅も快適に都市間移動できます。

チケットもインドネシア国鉄(PT KAI)のHPやトラベロカなどでインターネット予約できるので、チケット入手も簡単です。次回は、ジャカルタからスラバヤまで半日かけて移動してみたいと思います。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。