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【インドネシア】現地ではカレーとは言わない!本当のジャワカレー

インドネシアは様々な文化の影響を受けた、古来からのスパイスの宝庫です。
「この世の香辛料がすべてここでとれる」と、13世紀にマルコ・ポーロをして言わしめたジャワ島は香料諸島と呼ばれていました。

インドネシアの本当のジャワカレーについてお話したいと思います。

インドネシアはスパイスの宝庫

インドネシアでは紀元前より中国やインド、アラビア商人による香辛料貿易が行われており、香辛料を求めてポルトガル人やスペイン人、オランダ人などがインドネシアを訪問し、大航海時代から、オランダ人がこの地を支配し、香辛料貿易を独占しました。

インドネシア料理は、香辛料を求めて過去に海外から訪れたさまざまな民族に影響され、今も島それぞれに料理の特徴があります。

現地ではカレーとは言わない!

インドネシアには大きくわけて2種類のカレーが有ります。

ルンダン(Rendang)

スマトラのパダン料理に、「ルンダン」という牛肉などのかたまり肉をココナツミルクと香辛料で長時間煮込んだ、辛い煮込み料理があります。

世界一おいしい料理に選ばれたこともあり、インドネシアを代表する料理のひとつです。中近東やインド方面のイスラム文化に影響を受けたのが特徴的です。

香辛料には、唐辛子、ガランガル、レモングラス、にんにく、生姜、ウコンなどが使われるので、味はまさしくカレー味です。

グライ(Gulai)

ジャワの「グライ」の方がルンダンより辛口ですが、スープカレーと言った感じです!インドネシア料理の中で一番美味しい料理のひとつです。

鶏肉や牛肉、羊肉、魚などが使われて、ココナッツミルクが入っていますのでとってもまろやかです!ココナッツミルクで炊いたライスにかけて食べると更に美味しくなります。

ハウス・ジャワカレーは南の島のイメージ

ハウス食品で高い人気を誇る、日本人なら誰でも知っている、「ジャワカレー」。1968年(昭和43年)に新発売された「ジャワカレー」は、爽快な辛さと刺激のある味わいの大人向けのカレーとして登場しました。

ハウス食品の公式では、

ジャワカレーの名前の由来は、南国風の辛いカレーのイメージで、南の島「ジャワ島」の「ジャワ」を取って名付けています。

南の島ジャワのイメージにふさわしい爽快な辛さと刺激のある味わいの大人向けのカレーとして登場しました。
口の中で際だつ味は、強烈な太陽と青い海を連想するスパイシーなカレーです。

新発売時の広告は、ジャワ島でロケを行い、海辺で夫婦が食べるCMや新聞広告を展開しました。

ハウスのジャワカレーは ジャワ島の「グライ」を イメージして開発した様ですが、日本式のカレーですので、スープカレーでのなく、ココナッツミルクも入っていないのです。辛口で乳製品により、まろやかさを出しているそうです。

ハウス ジャワカレーの歴史

インドネシアでは、ジャワ カレーの素 カレ(Kare)も売っています。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。