ランジュカン島での滞在を終え、帰路の途中に無人島ケケに立ち寄ることにしました。ケケ島への1時間の航海は快適で、美しいサンゴ礁と魚たちが迎えてくれるシュノーケリングスポットで午後の波や海流に苦労しつつも、ケケの浜辺での静かなひとときを楽しみ、自然の美しさと静けさに触れる旅の魅力をお伝えします。
ランジュカン島を堪能し、島を一周した後、再びガゼボに戻ってきました。そろそろ島を出発する時間です。ランジュカン島はサンゴ礁隆起部分の先端に位置し、午後になると風向きが変わり波が高くなるため、小型ボートでは危険が伴います。そのため、お昼を過ぎたところでマカッサル近くの離島付近までは戻る必要があります。
オープントリップでランジュカン島を訪問する観光客も午前中に島に到着し、1泊して翌朝マカッサルに戻るのは理にかなっています。この島の漁師も、朝から漁に出発して昼過ぎには戻ってきます。海の怖さを知る地元の教えが安全を守っているのです。今回はキャンプをするわけではないので、この教えに従って13時過ぎに島を出発することにしました。
片付けをしていると、島の人たちが魚や干物を売りに来ました。観光は貴重な現金収入のため、できるだけ購入しました。こうして島の維持に貢献し、自然を守ってくれることを願いつつ、名残惜しく島を出発しました。海の楽園がここにあったことを感じながら、島民に手を振り、徐々に離れていく島を見つめました。
ランジュカン島を後にし、マカッサルへの帰路の途中に無人島ケケに立ち寄ることにしました。ランジュカン島からケケ島までは、およそ1時間の航海です。波はまだ高くなく、凪の状態が続いていたため、移動は安全でした。
ケケ島は無人島でありながら、豊かな自然と美しいサンゴ礁が魅力です。大海原を快調に進むボートの上で、心地よい風を感じながら、広がる青い空と海のコントラストを楽しみました。約1時間の航海の後、ケケ島が視界に入ってきました。大きな展望台のデッキが目印となり、すぐに島を見つけることができました。
無事にケケ島に到着し、そのまま上陸する前に、ケケのシュノーケリングスポットに停泊してサンゴ礁の観察をすることにしました。ケケ島はランジュカンほどではありませんが、サンゴ礁と魚が豊富に見られる絶好のスポットです。
シュノーケリングポイントにボートを停め、早速海に飛び込みました。水中には、色とりどりのサンゴ礁が広がり、さまざまな種類の魚たちが泳いでいました。午後になり波は少し高くなっていましたが、透明度の高い水中での観察は十分に楽しめました。
ただし、海流が強く、流されてしまうことがありました。船から遠ざかってしまうと戻るのが大変です。私も一度海流に流されてしまい、船に戻るのに体力を使い果たしてしまいました。シュノーケリングは午前中に行うのが安全だと再認識しました。
シュノーケリングを楽しんだ後、ケケ島の浜辺に上陸しました。ケケの浜辺でも海に浸かりながら魚に餌をあげて楽しみました。1日の体力を使い切ったので、桟橋からケケの雄大な景色を堪能しながらゆっくりと休みました。
ゆったりとした時間の流れと波の音だけが心地よいサウンドで耳を刺激します。桟橋は屋根があり、涼しい海風が通る絶好の休憩場所です。
夕日を眺めて帰ることも考えましたが、浜辺の波が急に高くなり、船も桟橋から島の反対側に避難することになりました。安全を考えてケケを離れることにしました。
どうしても夕日を見たかったので、マカッサルの防波堤の役割を果たすラエラエ島に向かうことにしました。