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ケンダリの海の恵みを堪能!RM Samudraで味わう極上シーフード

ボコリ島の帰り道に立ち寄った、思い出の名店

旅の楽しみといえば、やはりその土地ならではの味。スラウェシ島東部の港町ケンダリは、新鮮な海の幸の宝庫として知られています。ボコリ島でゆったりとした時間を過ごしたあと、ホテルへ戻る途中に立ち寄ったのが、地元で評判のシーフードレストラン「RM Samudra」。実は3年前にも一度訪れたことがあり、そのときの味が忘れられず、今回の旅で再訪を決意しました。旅の締めくくりにふさわしい、心と舌に残る食体験を求めて再び足を運んだのです。

素朴な店構えと、温かいサービス

お店は市内中心部から車で10分ほど。外観は飾り気のない素朴なつくりですが、到着すると、お店の前で魚を選び、炭火で焼いてもらうスタイルが特徴です。16時に訪れたこともあり、まだ他のお客さんはおらず、店内はまるで貸し切りのような贅沢な空間でした。

メニューを見ながら魚料理以外の品も注文し、ローカルな温かさに包まれた居心地の良いひとときを楽しみました。

今回注文したのは、イカのフリッター(Cumi Goreng Tepung)、焼き魚(Ikan Bakar)、パキス炒め(Tumis Pakis)、もやし炒め(Tumis Toge)

焼き魚は炭火でじっくり焼かれた魚は、皮が香ばしく、中はふっくらジューシー。特に印象に残ったのは、身の締まり具合と塩加減のバランス。ジェルック(かぼす)を軽く搾るだけで、さらに味が引き立ちます。

イカのフリッターは、外はカリッと、中はふわっと柔らかく揚がった一品。衣は軽やかで、イカ本来の甘みと旨みをしっかりと感じられます。何もつけなくてもおいしいですが、添えられたサンバルを少しつければ、ピリッとした辛味が絶妙なアクセントになります。

パキス炒めは、日本では珍しいパキス(ぜんまい)を使った炒め物。シャキッとした歯ごたえに加え、にんにくの風味がしっかり効いた逸品です。もやし炒めはシンプルながらも素材の味を活かしており、海鮮との相性も抜群でした。

ケンダリの魚介は一味違う

ケンダリで食べる魚介類の魅力は、何と言ってもその鮮度。脂ののった魚や、プリプリとしたイカの食感など、首都圏の都市部とは明らかに異なるクオリティを感じます。港町ならではの地の利を活かし、水揚げされたばかりの魚がそのまま厨房に運ばれるからこそ出せる味わいです。とくに焼き魚は、他ではなかなか味わえないレベルの仕上がりで、「ケンダリだからこそ味わえる」と感じさせる説得力がありました。

もう一つ印象深かったのが、ケンダリ特有のサンバル(辛味調味料)です。RM Samudraで提供されるサンバルは、トマトベースに酸味と辛味が絶妙に調和したタイプで、どの料理にもよく合います。

この地域ならではの風味に触れることで、「サンバル=ただ辛いだけ」ではない、ローカルの奥深い食文化を感じることができました。

サンバルは地域ごとに味がまったく異なるため、旅先でのサンバルとの出会いは、その土地の食文化に触れる大きな楽しみの一つです。

ケンダリに来たら一度は立ち寄るべき一軒

RM Samudraは、ケンダリの海の恵みを存分に味わえる、地元の魅力が詰まった名店です。気取らず、肩肘張らず、ただ純粋に「おいしい魚が食べたい」という願いを叶えてくれる場所。

3年ぶりの再訪でも、そのおいしさと温かい雰囲気はまったく変わっていませんでした。ケンダリの食文化に触れるうえでも、ここは絶好の場所だと感じます。

店舗情報(2025年時点)

店名:RM Samudra

営業時間:10:00〜21:00(無休)

アクセス:市内中心部から車で約10分。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。