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エコノミークラスで快適!マタルマジャ列車でスマランからチルボンへ

スマランの歴史あるタワン駅での夕陽を堪能し、ジャワ島を横断するマタルマジャ(MATARMAJA)列車での旅が始まります。次の目的地は西ジャワのチルボン。エコノミークラスでの移動ながらも、ゆったりとした旅路を楽しめるこの列車は、ローカルな風情と心地よい移動の両方を味わえる魅力が満載です。列車旅ならではの景色や、インドネシアの風土を感じながら、ここからの3時間半は、心を解き放って列車に揺られ、インドネシアの暮らしや文化に触れるひとときを満喫しました。

エコノミークラスでの快適な旅路

マタルマジャ列車のエコノミークラスは、対面式の3-2配列でリクライニング機能はありませんが、意外にも空いていて、隣の座席も含めてゆったりと使えました。ローカル鉄道のエコノミークラスというと混雑や窮屈なイメージがありますが、今回のようにスペースに余裕があると、エコノミー席でも快適そのものです。

車内には小さなテーブルやカップホルダーが備え付けられており、荷物も座席下や上部のラックに置けるため、身軽に過ごせます。スマランを出発してしばらく走ると、列車は途中の小さな駅に停車します。インドネシアのローカルな駅の風景を眺めながらホームで少しリフレッシュできるのも、この旅の醍醐味です。列車の発車時刻がきっちり守られているので、安心して小休止が取れるのも良い点です。

車内で味わうナシゴレン弁当

旅の楽しみといえば、やはり列車での食事。少し小腹が空いてきたタイミングで車内販売が巡回してきたので、お弁当を頼むことにしました。スタッフにおすすめを聞くと「ナシゴレン」が人気とのことで早速注文しました。

お弁当BOXには、しっかりとスパイスが効いたナシゴレンが紙に包まれており、その隣には香ばしいアヤムバカール(焼き鶏)や、色鮮やかな野菜が添えられていました。お弁当とは思えないほどのクオリティで、温かくてしっかりとした味付けがされており、旅の途中で本格的な地元料理が楽しめるのは嬉しい驚きでした。香ばしいナシゴレンを食べると、異国情緒がさらに高まり、旅の気分が一層盛り上がります。

静かな夜の車窓と充実した車内設備

夜のジャワ島を進む列車は、外は真っ暗で何も見えませんが、車内にはどこか安心感が漂います。列車は静かに揺れ、他の乗客もくつろぎのムードで過ごしているため、長時間の移動でもリラックスした時間が過ごせます。各座席に備えられた電源コンセントのおかげで、スマホの充電もできるため、写真や音楽を楽しみながらのんびりとした夜を過ごしました。

列車が駅に停車するたびに、暗闇の中で明るく照らされたホームが見え、少し休憩する乗客や、ホームで乗客を待つ人々の様子が見えます。ホームに広がる温かい明かりや駅の賑わいを眺めると、ほっとした気持ちになり、次の移動へと気持ちをリフレッシュできます。この静かで穏やかな夜の列車旅は、インドネシアならではの風情を感じる特別な体験でした。

チルボン・プルジュカン駅への到着

列車はスマランを出発してから時速90kmほどのスピードで順調に進み、特急並みの少ない停車数でチルボンへと向かいます。約3時間半の移動を終え、ついにチルボン・プルジュカン駅に到着しました。チルボンには主要駅が2つあり、もう一つのチルボン駅は今回の列車は通過。二つの駅がそれぞれ重要な役割を果たしていると知り、インドネシアの鉄道ネットワークの奥深さを感じました。

プルジュカン駅に降り立つと、夜の空気がひんやりと肌に触れ、旅の終わりを実感させてくれます。駅周辺は静かで、落ち着いた雰囲気が広がり、ここからチルボンでの新しい発見が始まる予感がします。

グラゲ・チルボン・ホテルでの一泊

今回の宿泊先はグラゲ・チルボン・ホテルで、「地球の歩き方」にも紹介されている便利なホテルです。駅からほど近く、モールに隣接しているため、到着後にちょっとした買い物や食事を楽しむのにも便利。長旅を終えて疲れた体を休めるには最適な環境が整っています。

チェックインを済ませて部屋に入り、ベッドに横たわると、長距離移動の疲れが一気に癒されるような快適さが感じられました。

翌日はチルボン市内の探訪を予定しており、このホテルでの滞在が翌日の活力を十分に与えてくれるでしょう。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。