インドネシア・マカッサルにある麺料理専門店「キオス・ラガリゴ(Kios Lagaligo)」をご紹介します。地元の常連客だけでなく、旅行者からも愛されているお店で、看板メニューのミー・ラガリゴは特に必食。海老と鶏肉の絶妙なコンビネーションが生み出す甘辛い味わいが魅力です。ここでは、お店の場所や雰囲気、メニューの特徴、食べ方のコツなどを詳しくまとめました。
Kios(キオス)とは、小規模の食堂兼雑貨屋のようなインドネシアのローカル店舗形態のこと。地元の常連客が気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。
1階: 屋根付きの半オープンスペースになっているため換気は良好。
2階: 冷房が効いたテーブル席が中心で、ローカルの方々が家族連れで食事を楽しむ姿をよく見かけます。
ラガリゴの一番人気メニュー「ミー・ラガリゴ」は、インドネシアの定番麺「ミー・アヤム(Mie Ayam)」をベースに、海老(Udang)を加えた特製ダレで仕上げられた一品。甘辛い味付けの鶏肉と海老の旨味が絶妙にマッチし、ほかでは味わえないオリジナリティが光ります。
甘辛ダレの深いコク
醤油ベースに砂糖やスパイスを効かせた甘辛ダレが、麺と具材をしっかりコーティング。ケチャップマニス(甘い醤油)のまろやかさが加わり、辛さだけでなくコクを感じる味わいに仕上がっています。
鶏出汁スープの優しい旨味
スープは鶏ガラなどを煮込んだあっさりめの味わい。麺とタレが濃いめなぶん、スープは口直し感覚でいただくとちょうどよい塩梅になります。
海老のぷりぷり食感
鶏肉のしっとり感とエビのぷりっとした歯ごたえが合わさることで、食感に奥行きが生まれます。鶏肉だけのミー・アヤムにはない“海鮮の旨味”を堪能できるのが大きな魅力です。
一般的なミー・アヤムだと、麺の上に鶏肉がのりスープが少量かかっていることが多いですが、こちらではスープが別添えで提供されることがしばしば。日本の“つけ麺”に近い感覚で食べられるため、麺のコシや食感を損なわないのも人気の理由です。
味変が自由自在
甘辛いタレに慣れてきたら、スープにつけたりかけたりしながら食べ進めるのがおすすめ。テーブルに置かれているサンバル(唐辛子ソース)やケチャップマニス(甘いソーズ)を使って風味を変えると、何通りもの味わいを楽しめます。
ボリューム感
しっかりした麺量: 地元の人でも満足できるよう、麺はやや多め。甘辛い味付けと相まって食べ応え抜群です。食後の満足度: 海老・鶏肉・麺・スープと、一度にさまざまな味わいを楽しむので、「もう少し何か食べたいかも…」という気持ちになりにくいです。
価格
一杯あたり: 小盛36,000ルピア、大盛39,000ルピア
リーズナブルな価格でお腹いっぱいになれます!
最初はそのままタレを堪能
麺と具材に絡む甘辛ダレをまずストレートに味わってみてください。エビと鶏肉の旨味をダイレクトに感じられます。
スープを少しずつかける・浸す
途中でスープを加えると味がまろやかになり、麺がちょうどよい柔らかさに。あっさりスープのおかげでクドさも感じにくく、最後まで飽きずに楽しめます。
辛さの調整はお好みで
テーブルのサンバルや刻み唐辛子を使えば、甘辛ダレに刺激をプラスできます。辛いのが好きな方は思い切って加えてみましょう。
柑橘系でさっぱりフィニッシュ
ジェルック(日本のすだち・かぼすのような小さな柑橘)を絞ると、爽やかな酸味が加わって後味スッキリ。万人受けするアレンジなので、ぜひお試しあれ。
他店ではなかなか味わえない“海老×鶏”の組み合わせが評判で、地元客のリピーターも多いお店です。別添えスープと甘辛ダレ麺のコンビは、日本の麺好きにも馴染みやすく、麺のコシを楽しみながら自由に味変できるのも◎。甘辛タレと海老・鶏のハーモニーにハマること間違いなしです。