毎年12月は、私自身のKITAS更新の月になります。インドネシアに滞在する際、最も重要な準備のひとつがビザと滞在許可の取得です。観光から就労、長期滞在まで、それぞれの目的に応じた適切なビザを選ぶことが求められます。ここでは、ビザ取得や滞在許可に関する基本情報や注意点を具体的な事例を交えて詳しく解説します。
観光目的で訪れる場合、多くの国の渡航者は到着時に「Visa on Arrival（到着ビザ）」を取得できます。このビザは30日間有効で、追加料金を支払えば最大60日間まで延長可能です。一方で、インドネシアでの就労を希望する場合は、就労ビザ（VITAS）と労働許可（IMTA）の取得が必要です。このプロセスは雇用主が主導するのが一般的で、取得後にはKITAS（一時滞在許可）に切り替える必要があります。
KITASは、インドネシアで長期滞在するための許可証です。就労、家族帯同、学業など、観光以外の目的での滞在に必須で、有効期間は通常6ヶ月から12ヶ月です。更新手続きは煩雑で、書類準備や役所訪問が必要になるため、早めに準備を進めましょう。昨年KITASの更新時に住所変更を届け出ないままでいた結果、移民局の職員が住居を訪れる事態に発展してしまいました。住む場所が変わった場合は速やかに届け出を行いましょう。
滞在許可の更新時にはパスポートの有効期限が重要な要素です。私のパスポートの有効期限が2026年3月で切れるので、パスポート更新を先にしてから１年有効のKITAS更新をする予定で更新時点で1年半以上の残存有効期限が必要でしたが、エージェントに確認したところ現在は法令改定により、パスポートが有効であれば手続きが可能となっています。新しい法律が適用されている場合でも、入管職員やエージェントが最新情報を把握していないことがあるため、事前に確認を行うことが推奨されます。
ビザの期限を過ぎると、不法滞在と見なされ、1日につき1,000,000ルピアの罰金が科されます。このリスクを避けるためには、更新手続きのスケジュールを守ることが極めて重要です。手続きが難しい場合は、信頼できるエージェントに依頼することでスムーズに進めることができます。
ビザ申請や更新の手続きは複雑で、インドネシア独自の要件が多いのが特徴です。代理業者（エージェント）を活用すれば、書類作成や役所での手続きを代行してもらえるため、手間を大幅に減らせます。特に初めてビザを申請する場合や、法令改定後の手続きに不安がある場合は、エージェントの利用を検討してみてください。ただし、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
インドネシアでの海外生活を快適にするためには、ビザや滞在許可に関する知識と手続きが不可欠です。適切なビザを選び、期限切れのリスクを避けるために計画的に行動しましょう。特に長期滞在の場合は、KITASやKITAPを適切に活用し、住居変更やパスポートの有効期限にも注意を払うことが求められます。エージェントの活用や法令の確認を通じて、安心してインドネシア生活を楽しむ準備を整えましょう。