ブキッ・ビンタンのアロー通りで食べ歩きの食い倒れでお腹いっぱいなので、ちょっと夜景を見ながら散歩することになりました。地下鉄でブキッ・ビンタン駅からバサール・セニ駅まで移動して、ケラン川沿いを歩いてみました。クアラルンプールは美しい夜景を楽しめる場所がたくさんあります。今回は、おすすめの夜景スポットを紹介します。
バサール・セニ駅前にあるセントラルマーケットがスタートとなります。昼間は大勢の買い物客で溢れていますが、今はひっそりとしています。ライトアップされたセントラルマーケットもなかなかきれいです。ここからケラン川沿いの遊歩道を散歩しながら歩いてみたいと思います。夜になり先程までの雨があがり、川沿いということもあって、ひんやりとしています。散歩には絶好の気温になりクアラルンプール市内の夜景も存分に楽しめそうです。
川沿いを歩いているとピンクに色づいた大きなビルが見えて来ました。ダヤブミ・コンプレックス(Kompleks Dayabumi)と呼ばれる35階建てのビルです。今はクアラルンプール市内には、高層ビルがいくつも立ち並びますが、1984年完成のダヤブミ・コンプレックスは市内で最も初期段階にできた高層ビルとなります。夜になるとピンク色にライトアップされて、とてもきれいです。
奥に見える白くて丸い屋根がイスラム教のモスク、マスジット・ジャメの前には二つの川が合流するしている場所です。実は、アラルンプールとは、泥の川が交わるところという意味で、クアラルンプール発祥の地としてとても重要な場所となります。夜になるとライトアップされ、青い光の上に霧がかかり、なんとも言えない幻想的な雰囲気に変貌します。昼間とは違う夜景の美しさは、世界で最も優れた噴水景観の1 つとしても選出されている場所です。
ここで幻想的なライトショーを見ることができます。これは2つの川の浄化プロジェクトの一貫で、夜になると川面がブルーになり、「マスジット・ジャメ」も美しくライトアップされます。
メダンパサールの公共広場にあるこの時計塔です。時計塔は、マレーシアがまだ大英帝国の一部であった1937年に建設され、キングジョージ4世の戴冠式を記念して建立されました。アーサー・オークリー・コルトマンが設計した建物で3階建ての歴史ある建物が広場を囲っており、夜になると幻想的な雰囲気になるため夜景スポットとしてもおすすめです。
1894年〜1897年にチャールズ・ミッチェル(Charles Mitchell)の命により建設されました。連邦事務局が置かれていたことから旧連邦事務局ビルとも言われています。英国のマレーシア統治における中心的な役割を果たし、独立広場に位置することから多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。ロンドンのビッグベンをイメージして製作された時計台がひときわ美しくライトアップされた夜景が素敵です。
ムルデカ広場には、夜涼しくなると多くの人々が涼みにやってきます。周辺はライトアップされて、夜でもとても明るく感じます。マレーシア独立が宣言された歴史な場所ですが移動式の屋台が数多く出て、市民の憩いの場として親しまれています。周辺の夜景を楽しんでいると、突然花火があがって、クアラルンプール滞在最後の夜にふさわしく、気分を盛り上げてくれました。
夜景を満喫した後は、タクシーでホテルに戻るのがおすすめです。夜は比較的安全ですが、外国ということもあり注意が必要です。10分ほどでサンウェイ・プトラ・ホテルに戻ることができました。夜景など日中とは違う魅力があり、涼しいので散歩するのには最適なので、ぜひいろいろな場所に訪れてみてはいかがでしょうか。