インドネシアの日常生活を送る上で、生活の中心となる「住居」ですが、日本人の方がインドネシアで生活する際には、「コス」もしくは、「アパートメント」と呼ばれるタイプの家に住むことが多いです。
本日は、インドネシア特有の住居形態のひとつである「コス」についてお話します。
コス(KOST)は、ワンルームタイプの住居です。
コスは、オランダ語で下宿(シェアハウス)という意味があります。大きい家の中にたくさんの部屋があり、ベッドやエアコンがついています。
共同キッチンや条件によってはシャワーも一緒に使います。
コスは主に一人暮らし向けの住居になりますので、パートナーや子供がいる場合は、アパートメントか一軒家になります。
最近では「サービスコス」と言われる高級コスがあり、グレードやサービスも、各コスによって様々ですが、トイレ・シャワー有りの家具付きワンルームもあります。キッチンは共同ですが、冷蔵庫は各部屋にあるタイプもあります。家賃の中に電気・水道代、掃除、洗濯、Wi-fiが含まれている場合もあります。
コスのメリットは、なんと言っても家賃の安さです。
日本円換算で、2.5万円~5万円程度といろいろです。値段が上がる度に、色々な付帯設備がついてきます。
お風呂は、湯船はなく、シャワーのみのところが多いです。熱いお湯が出るかも要チェックです。水しか出ないコスも多いです。
ベッド、エアコン、クローゼット、デスク、冷蔵庫、電子レンジ、テレビなどの家具は備えついています。
コスのデメリットとして、共同スペースが多く、プライバシーが保てないこともあります。
セキュリティが弱い場合が多く、部屋の掃除をするお手伝いさんにお金や物を盗まれる可能性があります。
インドネシアの文化上、男女混合で住むことができません。
日本人の方が住むタイプのコスは、とっても清潔です。セキュリティスタッフが、建物の入口に2~3人駐在していることが多いです。入る際に指紋認証が必要で、住人以外が無断で入ることは難しいので安心です。
お手伝いさんが、ベットメイキング・掃除・洗濯を行ってくれますので、ホテルと同等のサービスをしてもらえます。これらのサービスの料金は、すべて家賃に含まれています。
コスは、1ヶ月単位での契約ができますので、空いていればすぐに入居も可能です。ひとつひとつの部屋にオーナーがいて、直接のオーナーと契約します。
コスを見つけるアプリもありますので、インドネシア人の友達に最適のコスを見つけてもらうと良いでしょう。
中長期の旅行や滞在であれば、ホテルよりもコスのほうが料金的にお得な場合も多いです。インドネシアにいらっしゃる際はホテル以外の滞在方法も検討してはいかがでしょうか。