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【マレーシア渡航】見応え十分!歴史的建造物だがちょっと寂しさが漂う!クアラルンプール駅で感じる歴史と情緒

「クアラルンプール駅」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?「寂しい駅」というイメージがある方もいるかもしれません。100年以上前に建設されて、かつてクアラルンプール中央駅の役割を果たしてきましたが、2001年にKLセントラル駅が建設されてからは、中央駅の役割を終えてのんびりとしたローカル駅へと変貌してしまいました。しかし、その寂しさが何とも言えない情緒を醸し出す「美しい駅」なのです。歴史的な建物は健在で美しい建造物を見るためクアラルンプール駅で降りてみました。昔ながらの美しい駅舎とプラットホームの様子をお伝えしたいと思います。

クアラルンプール駅とは?

1910年に建設されました。1983年に歴史的建造物に指定されましたが、2001年にKLセントラル駅が建設されて、クアラルンプールのターミナル中央駅としての役割を終えました。時代を感じさせる白亜の美しい駅舎と天井の広い、ヨーロッパのターミナル駅のような古き良き「美しい駅」として知られ是非見学に訪れてみたいところです。

クアラルンプール駅の魅力!

クアラルンプール駅には、昔ながらのヨーロッパ風のプラットホームがあります。KTMコミューターの島式の3・4番ホームから発着する電車を見ることができるほか、特急電車には入ることはできませんが、ホームには入ることができますので、間近で見学することも可能です。

昔ながらのヨーロッパ風のホーム

KTMコミューターを利用してクアラルンプール駅に到着しました。プラットホームは駅舎の一番近い1番ホームと駅舎反対側のラピッドKLのパサール・スニ駅側に4番ホームがあり、間に島式の2・3番ホームがある3面4線の地上駅になります。

KTMコミューターは島式の3・4番ホームから発着します。

クアラルンプール駅で電車を降りる人は少なく、ほとんどの乗客が隣のKLセントラル駅を利用するため寂しさを感じますが、広々としたホームと高い天井、昔ながら雰囲気を味わうことができます。

電化されて最新式の電車が発着していますが、ヨーロッパの駅の中にいるような佇まいがなんとも言えない情緒を感じます。

1・4番線のホームは、長距離特急電車が停車するホームとなっています。

特急電車には、乗車することができませんが、ホームには入ることはできますのでタイミング良く到着した特急電車を間近で見ることができました。

美しい駅舎

1番線ホームから自動改札を出て外に出てみることにしました。

現在の駅舎は英国植民地時代の1910年に建設されたインド・イスラム様式の優雅が建物になっています。

英国リヴァプール出身の若手建築家アーサー・ベニソン・ハバックが設計を担当しました。当時の英国領インドやマラヤ在住のイギリス人建築家の間では、ミナレットやドーム天井などのモスクの建築様式と西洋の建築様式を融合する建築手法がよく使われていたそうです。

白い塗り壁の白亜の駅舎がとても美しいのですが、東京駅のように歴史的駅舎の残しつつ中央駅として開発するよりは、現在のKLセントラル駅を新たに作った方が建設しやすかったのでしょうが、すばらしく美しい観光資源なのになぜか寂しさを感じます。

駅の反対側には、マレー鉄道(KTM)の本社ビルもあり、こちらも重厚感がある造りになっています。

駅の反対側まで歩いていくと、ラピッドKLの電車が高架橋の上を走っており、パサール・スニ駅と連絡通路で乗り換えすることができます。

とっても美しい駅で、近くに国立モスク、国立博物館にも近いので、この地域の観光地の一つとして、ぜひ立ち寄っていただきたい場所となります。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。