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クタのクニット・レストランで、生涯でいちばん豪華なナシチャンプル体験!

雨季らしい気まぐれな天気に翻弄されながら、ようやくクタまでたどり着きました。夕方になってようやく雨もやみ、旅先ならではの贅沢な食事を楽しもうと足を運んだのが、The Anvaya Beach Resort内にあるクニット・レストラン(Kunyit Restaurant)です。今回いただいたナシチャンプルバリは、まさに“生涯でいちばん豪華”と言っても過言ではないほど洗練された盛り付けと味わいでした。

高級感あるリゾートホテルの一角

シックな大人の空間で楽しむバリ料理

クニット・レストランは、クタでも人気のリゾートエリアに位置する5つ星ホテルThe Anvaya Beach Resort内にあります。リッポーモールクタのすぐ隣にあり、賑やかな道路に面しているため、一見すると高級ホテルのレストランだと気づきにくいかもしれません。しかし、一歩足を踏み入れると、洗練された空間が広がり、バリ島らしいラグジュアリーな雰囲気を存分に味わうことができます。

店名の「Kunyit」とはインドネシア語で“ターメリック”を意味し、バリの伝統料理を語るうえで欠かせないスパイス。ターメリックの鮮やかな色や香りが料理を引き立てるだけでなく、健康効果も高いといわれています。そんな大切な要素を店名に据えていることからも、レストランのこだわりとバリ島の食文化への敬意がうかがえます。

黒を基調としたスタイリッシュな内装

店内は黒をベースにした落ち着いた色合いでまとめられており、都会的なシックさとバリ島特有のエキゾチックな空気が絶妙に融合。オープンキッチンスタイルになっているので、料理が調理される様子を間近で見ることができ、衛生面での安心感も得られます。

また、屋外テラス席ではクタのにぎやかな通りを眺めながら食事ができ、バリらしい風を感じることも。日中とは違い、夕方から夜にかけては照明が柔らかく変化し、より大人っぽい雰囲気が楽しめるのも魅力です。

生涯でいちばん豪華なナシチャンプルバリ

特別仕様”の混ぜごはん

クニット・レストランを訪れた一番の目的は、インドネシアの代表的な「混ぜごはん」であるナシチャンプル。街中のワルン(食堂)などでも気軽に食べられるナシチャンプルですが、こちらで提供されるものは素材選びから盛り付けまで、すべてが“特別仕様”。地元の新鮮な食材やスパイスがふんだんに使われており、一皿のなかにバリ島の豊かな食文化が凝縮されています。

肉・魚介・野菜の絶妙なバランス

ナシチャンプルの中央には、ご飯(ナシ)を盛り、その周りに鶏肉やサテ、エビ、テンペ、豆腐、サンバルマタなどの多彩な具材が美しく並びます。見た目のカラフルさもさることながら、それぞれの素材がもつ風味や食感がリレーのように口の中で重なり合うのが魅力。一つひとつの料理が絶妙な塩加減とスパイス使いで調理されているため、混ぜて食べるとさらに深い味わいへと変化していきます。

チキン・サテ・エビなどのたんぱく源

鶏肉のグリルやサテ、エビなどは、スパイスがしっかり効いているものの、辛さを調整しやすいように仕上げられています。程よい香ばしさとジューシーさがあり、白いご飯との相性は言うまでもありません。

テンペ・豆腐・野菜のヘルシーな魅力

発酵食品であるテンペや豆腐は、植物性のたんぱく源としても注目度が高まっており、しっかり揚げることで食感が加わり、サクサクとした歯ごたえを楽しめます。野菜にはココナッツミルクや香草が使われ、バリ島特有の風味が食欲をそそります。

サンバルマタや各種ソースで味変

辛いものが得意な方は、サンバルマタやサンバルウレックなどを使って、さらなる刺激をプラス。一方で辛さが苦手な方も、自分の好きな量だけ加えれば問題ありません。味に変化をつけながら最後まで飽きずに楽しめるのが、ナシチャンプルの醍醐味です。

生演奏&ダンスパフォーマンスは次回に持ち越し

クニット・レストランでは、バリの伝統音楽や舞踊を間近で楽しめる生演奏・ダンスパフォーマンスが、毎晩行われているとのこと。リンディック(竹製打楽器)などを使った生演奏に合わせて華やかな踊りが披露されるそうで、五感でバリ島の文化を味わえると評判です。

しかし、今回はあいにく到着が早かったため、その時間帯には間に合わず。次回こそはパフォーマンスの時間を狙って再訪し、食事と文化的な体験を同時に楽しみたいところです。

まとめ

Kunyit Restaurantでいただいたナシチャンプルバリは、まさに“生涯でいちばん豪華”と言えるほど魅力的な一皿でした。伝統的なインドネシア料理をベースにしながらも、モダンなアレンジが加えられ、さらに落ち着いた高級感ある空間が味わいを引き立ててくれます。

雨季ということもあり、スコールで観光が思うように進まない日が続く場合でも、こうした優雅な食事を楽しむことで、バリ島ならではの時間を満喫できるのが嬉しいポイント。雨で外に出られない日でも、リゾートホテル内のレストランなら移動時間も少なく、ゆったりした心持ちで過ごせます。クタエリアでちょっと贅沢な食事をしたい方、バリ島の文化を深く体験したい方は、ぜひこのクニット・レストランを訪れてみてください。きっと、“生涯でいちばん豪華なナシチャンプル”という言葉に納得するはずです。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。