【インドネシア渡航】絶景!マカッサルの秘境夕陽スポット
マカッサルと言えば、夕陽の美しさで有名ですが、12月は雨期のシーズンで、毎日のように雨が降り、夕陽が見られるチャンスがほとんどありません。
しかし、本日に限っては、午前中は激しいスコールがあったのですが、午後から晴れてきましたので、ようやく夕陽が見られるチャンスが到来しました。ロサリ・ビーチの夕陽がマカッサルでは定番ですが、今回は今まで行ったことがない場所で夕陽を眺めようと言う事になり、車を出してもらいました。
マカッサル市内中心から北に30Km程にマロスという県があります。マカッサル国際空港もマロスにあり、市内から空港まで高速道路ができているため、アクセスは良好です。
マカッサル空港は、ちょっと内陸にあるため、そのから海岸にでるには西に15Km程走ります。
道の最後まで行くと、その先が河口で行き止まりとなっており、近所の子供たちに海岸の行先をいくと、車1台分しか通れない道を指さしました。こんな細い道であっているのか疑問をもちながらゆっくりいくと、道路は陥没だらけの上、雨季のため陥没に水がたまり、とんでもない道でした。もちろん未舗装です。
道のすべてが穴だらけ、水溜まりだらけなので、車でも時速10Km程度しか出せません。その途中ですが、木造の橋がかけられているのですが、所々木が朽ちていて、いつ橋が落ちるかわかりません。途中で行くのを断念しようとして、念のため地元の人が釣りをしているとこを聞いて、車で橋を通行可能か尋ねたら、Bisa(可能だ)と返事が返ってきました。
インドネシア人が言うBisaは結構いい加減な事も多いですが、恐る恐る車をゆっくりと走らせて木の橋を通過します。ミシミシ音がなりながら、何とか関門突破と思ったら、その後も木造橋が5つ連続してあり、通過する度に緊張感がありましたが、なんとか橋が壊れずに目的地に到着しました。
着いたのは、Kuri Caddi Beachという場所です。
本来であれば、バイクや自転車で来る場所らしく、地元でも車での訪問は勧めないという、自然のまま残っているビーチです。マカッサルもここまで離れると、海の色もきれいな色に変わり、砂浜はサンゴ礁の貝殻は多くなっています。
Kuri Caddi Beachの特徴として、変化に富んだ海岸線を持つことです。白い砂だけでなく、海岸線には多数岩が広がっています。数千年前に火山のマグマから形成されたと考えられています。
ビーチを歩いてすぐのところに、小さな漁村があります。小さな桟橋には数隻の漁船が寄りかかっており、この地域の特産であるマッドクラブが多く獲れるそうです。
ちょっと奥にいくとマングローブの森の美しい路地ができています。マングローブの森の中の空気は涼しく、落ち着いた雰囲気です。新鮮な空気を吸いながら、この辺りでゆったりとした時間を過ごすことができます。
美しい風景とほとんど観光客がいない波うち際で、写真を撮りながらベストスポットを探します。
だんだん日が沈んできます。そらの色が次第にオレンジ色に染まり、岩肌にぶつかる波の音、時より漁船が横を通過していく姿が良いアクセントとなります。
観光地化されていない秘境の夕陽スポットの場所を見つけられ、アクセスが悪いからこそ見ることができる特別な場所であることを再発見しました。
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