今回のインドネシア渡航まもなく2か月が過ぎ、あっという間に12月になってしまいました。世の中はクリスマスモードでインドネシアのレストランやスーパーでもクリスマスの飾りつけが多くなってきました。ここ数十年クリスマスは年末前の一番忙しい時期で、クリスマスをもじって「クルシミマス(苦しみます)」状態であったが、12月にインドネシアにいると、暑い気候とクリスマスが合致せず、いまだに違和感しかありません。
日本で冬に食べると美味しいものとしてラーメンがありますが、マカッサルも美味しいラーメン屋があります。本日は、マカッサルのチキンラーメンをご紹介します。
マカッサルで一番のラーメンのお店はキオス・ラガリゴ(Kios Lagaligo)です。1994年にオープンしてから多くのマカッサル市民に愛されているラーメンとなります。
ラガリゴとは、南スラウェシにいるブギス人の神話に基づいています。人類の起源から口頭伝承されたものが18世紀から20世紀にかけてブギス語の詩として書き留められました。キオス・ラガリゴの店にもブギス語の特徴的な一文が掲げられていますが、「へ」に似た形に点や線を加えた特徴的な文字はアルファベットとは違う文字の温かみを感じます。
キオス・ラガリゴの看板メニューは何と言っても「ミー・ラガリゴ」です。ちょっと太めの自家製の縮れ麺が特製のスパイスに絡んだ状態の麺のお椀の上には、味付けされたエビ、スライスチキン、からし菜、揚げタマネギがトッピングされています。チキン出汁が効いた透明の熱々スープが付きますので、つけ麺のようにスープに麺を移して食べても良いし、麺の上にスープを上からかけて食べても良いし人それぞれです。
あっさりとした塩味と絶妙なスパイスが効いて、日本で食べる塩ラーメンそっくりです。
小盛と大盛を選べますが、大盛が普通サイズとなりますので麺以外食べないのであれば、大盛を選択します。
ミー・ラガリゴの値段は35,000ルピアと大変お手頃な価格です。
キオスラガリゴでは、デザートも人気のようで、ジャックフルーツやココナツなどがトッピングされたかき氷「エス・テーラー・ラガリゴ(Es Teler Kios LaGaligo)」も有名のようです。
口込みでも、キオス・ラガリゴの評価は高く、ほとんどの食べ物が美味しいと評判です。昼から夜遅くまで客足が途絶えず、いつもお客でいっぱいです。
マカッサルを訪問する際は、キオス・ラガリゴでチキンラーメンを是非ご賞味ください。