バリ島キンタマーニ高原にある魅力溢れる宿泊施設である、レイクビューホテル&レストラン(Lakeview Hotel and Restaurant)に宿泊しました。素晴らしい自然景観に囲まれ、非日常的な体験が期待できるこのホテルは、今までの旅行で訪れた場所とは一線を画する独特な雰囲気を持つ特別な場所となりそうです。
バリ人のお宅に訪問している間に日が落ちて薄暗くなってきたので、ホテルに移動することになりました。途中森林の中の真っ暗闇の道路を走ってホテルまでは10分程度で到着することができました。今回宿泊するのは、レイクビューホテル&レストランとなります。レイクビューの名前の通りバトゥール湖とバトゥール山を望むカルデラの火口縁の高台1348mに位置しているホテルになります。ホテル自体が展望台となっているのですが、既に周辺は暗くなってしまったので、バトゥール湖などまったく見えない状態です。明日の朝日が昇った時の景色を楽しみにしたいと思います。年中常夏のバリ島でも、1000m以上の標高があるので、夜になると気温がぐっと下がって肌寒くなります。天然のクーラーでエアコンは不要なので、外は気持ちが良く長袖がないとちょっと寒いかなと思えるような感覚です。早速チェックインすることにします。
レイクビューホテルの創業は古く1964年と60年近くこの場所で営業している20部屋ほどのホテルとなり、現在は3代目が経営しているそうです。部屋の鍵を受け取り、階段を降りると部屋に到着しました。
一番安いスタンダードルームとなりましたが、クラッシックなバリスタイルの客室には、竹や木製家具が備わっていて温かみのある空間となっています。
大きめのベッドや、部屋の手前には大きめのバスルームがあります。
部屋からの絶景が楽しめるように全室レイクビューとなっているそうで、扉を開けるとバルコニーがあり、山と湖が部屋から一望できるようになっています。
夜は真っ暗闇に包まれて、遠く下の方でぽつりと灯る電気の明かりだけが視界に映っていました。とにかく、明日の朝の景色が楽しみでしかないので、天候が良くなって遠くまで見渡せる風景を期待するしかありません。
夕食をどこかで食べようかとホテルから移動も考えたのですが、どこで食べても真っ暗闇で景色が見れるわけではないので、ホテルの横にあるレストランで食事をすることにしました。ちょっと寒いのですが、テラス席で食事をすることにしました。
ビールはビンタンビールが無いということなので、シンガラジャ・ピルスナー・ビール(Singaraja Pilsner Beer)を注文しました。実はこのビール飲むのが初めてでしたが、2019年に発売という比較的最近出たインドネシア国産ビールの銘柄ようで、バリ島の北の町シンガラジャの名前が使用されているので、バリ島産かと思いきや、製造は中部ジャワスマランのプロストビールと同じ工場で製造しているそうです。アルコール4.8%とビンタンビールの4.7%よりもほんのわずかにアルコールが強めで、フルーティでコクがあってなかなか美味しいビールです。プロストビールと同じテイストなので、ビンタンのスッキリとした味よりも苦味が好きな方は合いそうです。
怒っているライオンの顔がトレードマークでなかなか良いビールでした。バリ島に来た時には是非シンガラジャ・ビールをご賞味ください。
バリ島キンタマーニ高原にあるこのレイクビューホテルでの一夜は、次の日の朝、窓から昇る太陽とともに目覚めるバトゥール湖の美しい景色が待っていることを知りながら、ゆっくりと眠ることにしました。その夢のような景色を目の当たりにすることができる朝が待ち遠しい限りです。