【インドネシア果物】食べ始めたら止まらない!ランサ!どんな果物⁉
ランサという果物を知っていますか?インドネシアなど東南アジア原産の果物です。さっぱりとした甘さと弾力のある触感がくせになり、食べ始めたら止まらない美味しさです。
本日は、日本ではあまり馴染みのない果物、「ランサ」についてお話します。
日本ではほとんど見かけない!ランサとは
ランサ(Langsat)は、センダン科の果物です。木の枝先に、3cmほどの果実がブドウの房のように実ります。ランサの見た目は、小さなじゃがいもそっくりです。毛むくじゃらのランブータンよりは小さく表面はツルッとしています。
やや硬い皮をむくと、中から透明感のある果肉が出て来ます。中の果実は、ライチのような単一の実ではなく柑橘系(ミカン)のような房状に実っています。
果肉のなかには、1~3個の平たくて苦みのある種が入っています。種を噛んでしまうと苦味が口についてしまいますのでそのまま取り出します。
ランサと比較されるロンガン(竜眼)より水分が多くて、ジューシーです。
見た目の感じから、ライチのような味を想像しますが、食べてみると柑橘系の味わいです。ブドウに似た食感で、グレープフルーツのような少しほろ苦さもあります。ランブータンのように甘味ではなく、ほどよい酸味とみずみずしさがミックスされさっぱりしています。
ランサはドック(Duku)とも言われますが、ランサとドックの実の成り方が若干違うようです。食べ比べるとドックの方が、香りがあって甘く、ランサは少し酸味が多いようですが、ドックランサーと呼ばれる掛け合わせの種類もあるそうです。
インドネシア人に人気な果物!
ランサは、家庭で育てているケースはほとんどなく、ランサはスーパーマーケットや市場などで常に売られている果物です。
ごく一般的な果物で、価格も手頃ですので、インドネシア人が消費しているランサ消費量は1週間で66.4gです。(出典:インドネシア中央統計局2019年)
食卓にいつでも常備!
食後の果物という位置づけではなく、いつでも食べられるように常備してある身近な存在です。ランサを購入するとひと房の量が多いので、いつも食卓の上にあり、会話をしながらみんなでつまんで食べるお菓子のような存在です。
美味しさのあまりずっと食べ続けていると、皮をむく指が果汁でどんどん黒くなるので気をつけましょう。冷蔵庫に入れると果皮の色が変わってむきにくいので、常温保存で早めに食べましょう。
まとめ
ランサは収穫後の劣化がはやいこともあり、栽培されている現地での消費がほとんどで日本ではなかなか販売されていない貴重な果物です。食べ始めたら止まらない!癖になるランサをインドネシアに来た際には是非試してみてください。