バリ・デンパサール空港からマカッサルまでライオンエアでマカッサルまで移動します。バリからマカッサルまでの航路はバリ島全体を見渡せる遊覧飛行のような体験をすることができました。ライオンエアの搭乗の様子をお伝えします。
搭乗案内が開始されて、搭乗口へと向かっていきます。
その先には搭乗予定の飛行機の姿はなくバスに乗って移動するようです。
早朝から降っていた雨もあがり、スッキリとした朝の空気が新鮮で暑すぎず寒すぎずとても気持が良い気温です。
バスで空港の外れの方にやってきました。バスを降りるとちょうど太陽の光が雲の間から差し込んできて幻想的な光に包まれていきます。
飛行機の機体にちょうど光が照らされて輝いています。この機体が昨晩から空港で駐機していてこの日一番の飛行機になるため、このようなすばらしい搭乗の機会に巡り会えるのは幸運です。
空港のターミナルも外から眺める機会は少ないのでデンパサール空港はこんな形なのかと再認識することができました。
マカッサル行きになるライオンエアB737-900ERもひときわ大きく見えます。
タラップから機内へと入っていきます。
今回予約したのは、20Aの座席で足元の広い非常口席の窓側を指定しています。
マカッサルまでの飛行ルートを考えて左窓側の景色が良さそうだと予想して予約しています。LCCで座席間隔が窮屈なライオンエアですが、非常口席だけは別格の特等席です。遅れもなく定刻で出発できそうなのでとても気分が良いです。
マカッサル行きのライオンエアJT746はほぼ満席での出発となりました。外国人らしい人も数多く搭乗していて外国語が飛び交い機内はとてもにぎやかです。7時20分に滑走路へと移動が開始されます。
窓は水滴がついている状態でしたが、機体速度をあげ離陸すると窓がきれいに洗われた形になり外の景色が良く見えるようになりました。
ングラライ空港を離陸した後は、機体を左に旋回しながら上昇を続けていきます。
バリ島南部のブキット半島が見えてきました。バリ島は上部の大きな島と空港を挟んで南側の小さな島が合体したような形をしています。南側の小さい島のような半島がブキット半島と呼ばれています。ブキット半島は岩が多い地域で、大規模な高級観光施設が集まった地域です。サーファーに人気の場所となり、ブキット半島にはバリ島のサーフポイントの約70%が集まっていると言われています。
ブキット半島の東側はヌサドゥア地区が見えてきました。ヌサドゥアとは2つの島を意味します。デンパサール市から約40Kmの場所にあるヌサドゥアは、BTDC (Bali Tourism Development Corporation) が開発した 350 ヘクタールの高級ホテルやコンベンションセンターがあります。G20の国際会議が行われたのもこの地区で、豪華なリゾートエリアが広がっています。白い砂と波、青緑の海が広がりきらびやかな贅沢なリゾートホテル設備などの贅沢な空間はバリ島で安らぎの休暇を楽しむ絶好の場所となります。空の上からですが、またヌサドゥアでゆっくり過ごしたいところです。
ベノワ湾を抜けるとバリ島の霊峰アグン山(Gunung Agung)が見えてきました。標高3,014mあるバリ島で最も高い山で山頂は雲に隠れていることが多いのですが、この日は山を一望できる絶好の機会となりました。アグン山は、バリの人々から神々が集まる霊峰として天国に最も近い場所である特別な存在として崇められています。バリ島にある全ての寺院はアグン山の方角に向けて建てられてます。バリ・ヒンドゥー教の総本山であるブサキ寺院もアグン山の標高900メートル付近に建てられています。
アグン山はときた大噴火を繰り返してきていますので、山頂の付近には直径900mほどの噴火口も見ることができました。今回のフライトでバリ島の人々を守るアグン山を上空から拝むことができて幸せな気持ちにさせてくれました。マカッサルまでのすばらしいフライトは続きます。