ライオンエアでマカッサルからバリ・デンパサールへの移動を楽しんできました。バリ到着前に普段なかなか見ることができない島々の絶景を上空から楽しむことができました。
14時になりライオンエアの搭乗案内が開始されました。久しぶりに午後の便でありながら、遅延なしで出発できそうな感じです。
ラウンジから案内の通りゲート4番まで歩いていくと、搭乗ゲート前には長蛇の列となっていました。
長い列に並ぶのが好きではないので、空港内を散歩しながら、列が短くなるのを待つことにしました。
飛行機はどこに駐機しているのかと探していたら、ゲート1番のボーディングブリッジに接続されていました。この空港のオペレーションは少し特殊で、搭乗口前からそのまま飛行機まで直行できるパターンはほとんどなく、ほとんどがゲート違いの場所まで移動する必要があります。
バスによる搭乗も多くて、空港ゲートのキャパシティが限界に近づいている状態です。
それでも、いつもバスで搭乗しているイメージがあるライオンエアなのですが、搭乗口からそのまま機内に入るのは久しぶりの感じがします。
機内に入ると、ほとんど満席状態でした。
今回の座席は39Fと一番後方の席にしました。
機体はB737-900ERと215名が搭乗できるのですが、ほぼ満席となりました。多くの外国人旅行客も見受けられました。バリ島は再び観光都市として復活し、インバウンド需要が戻ってきたようです。
ほぼ定刻通りの14時30分に離陸しました。
しかし、ライオンエアの窓は相変わらず異常に汚れているので、写真を撮影しても曇ったフィルター越しになってしまうので、とても残念な感じです。ちゃんと清掃していれば、こんなに汚くなるはずはないのですが、この機体だけでなくほとんどの機体が15年以上使用しているので、汚れが蓄積している状態です。
マカッサル空港から離陸すると、バリ島デンパサール空港までのフライト時間はちょうど1時間です。マカッサルとバリ島は時差がありませんので、気持ち的には楽に感じます。マカッサルを離れてしばらくすると、広がるのは海の絶景が続きます。太陽が西に傾き始めているため、キラキラと光り輝く界面が少し眩しいくらいですが、美しい光景に心が奪われます。
すると、見かけない島々が目に飛び込んできました。
バリ島から約120Km北部にある「カンゲアン諸島」です。
この島々には空港が存在しないので、この島に行くためにはマドゥラ島の東の端にあるスメヌプという街から船で10時間以上かかると言われていて、簡単には到達できない未知の島となります。バリ島行きの飛行機からカンゲアン諸島を見たのは初めてで、飛行航路が西に向いていることになります。通常は、アグン山などの雄大な景色を眺めることができるのですが、今回は、海の景色が続いていました。
通常ルートとは違うと感じつつも陸地が見えてきたので、ここはどこかとGPSで位置を確認したところ、バリ島西部の海岸上空でした。また海上に抜けると、なかなか着陸体制に入りません。おそらくバリ・デンパサール空港の離着陸が混混み合っていて、上空で待機する必要があるようでした。海上を何度も旋回しながら着陸の許可を待ちます。30分位経過してようやく高度を下げてきました。
ようやくバリ島かと思ったところが、ジャワ島の東の端の国立公園で幽霊が住むといわれ心霊スポットも多数ある、「アラス・プルウォ(Alas Purwo)」をかすめるようにしていきました。
一度は訪問してみたい場所のひとつですが、交通の便が悪いので、なかなか行くことができませんが、飛行機の上空からですと簡単に上空から見ることができます。
ようやくウルワツの海岸が見えてきて、ついにデンパサール空港に着陸となりました。上空での旋回のために到着が30分遅れましたが、普段あまり目にする機会が少ない島々を上空から眺められたので、非常に満足のいくフライトでした。