【遅延のライオンエア】機内で絶景とガルーダ到着の瞬間に立ち会う

Indonesia

バリ島へ向けての旅、その主役はライオンエアです。何と言ってもこのライオンエアといえば遅延がつきものです。その予定外の出発時間が私たちに素晴らしい絶景と出会いをもたらすことになるとは、この時点ではまだ気が付かないでいました。

定刻よりも1時間45分遅れ

家族アテンドのためバリ島までライオンエアで移動します。

マカッサル14時05分発のライオンエアJT745便は、午後の便の定番である遅れて出発となりました。搭乗開始が14時50分すぎで、最後に搭乗したので、15時頃機内へと進みました。一番後ろの座席である34Fにいくと、すでに座っている方がいるので、座席が間違ってないかを確認したところ、前の便のデンパサール行きが欠航になったのか、座席が決まっていない乗客が何名かいて、CAさんやグランドスタッフが何度も人数の確認をしています。

ライオンエアでは、遅れが数時間に及ぶことが毎回なので、乗り継ぎ乗客などが便変更している方がいるようです。そうすると、同じ座席番号の人が数名存在するなどエラーが生じて、都度対応している様子も伺えます。このチェック作業が結構時間がかかって、出発がさらに遅れていきます。結局空いている座席を次々に埋めていって、搭乗開始から1時間後の15時50分すぎにマカッサルを出発していきました。このまま順調に飛行していけば、17時ちょうど頃にバリ島到着となりそうです。

両親達が乗る成田発ガルーダインドネシアGA881便の到着が17時20分となりますので、おおよそ同じタイミングでのバリ島到着となりそうです。国際線の入国手続きなどで時間がかかることも予想されるので、ライオンエアが遅れても先に国際線出口で迎えることができそうです。

海に浮かぶ絶景

マカッサルを出発してバリ島に向かっていきます。

しばらくは、エビの養殖場の上空を飛行して、海上にでていきます。

雲がすっかり晴れて、太陽がだいぶ地平線近くに落ちてきています。出発が遅れたため夕刻の時間のフライトとなり、海に反射した太陽が幻想的な景色となっています。

マカッサル沖に浮かぶ無人島のケケ島(Pulau Keke)がはっきり上空から確認することができました。

しばらく海を眺めているとカンゲアン島(Pulau Kangean)が見えてきました。バリ島北部にある比較的大きい島で、黄金色に光った島影がとても美しく輝いていました。

遅れていたからこそ、出会えた素晴らしい景色がそこには広がっていました。晴れた空と太陽の位置が作り出す魔法のような風景、それが私たちの目の前に広がりました。夕刻のフライトがもたらす、海面に反射した太陽の光は、まさに幻想的で、まるでプライベートな空中散歩のような心地よさでした。

バリ島西部からアプローチ

バリ島に近づいてきました。西よりのルートからデンパサール空港にアプローチするらしく西部の街ヌガラ上空から高度を下げてきました。

ジャワ島の南東のアラスプルオ国立公園(Taman Nasional Alas Purwo)を眺めながらのだんだん海に近づいてきます。17時ちょうどにデンパサール空港に到着となりました。

青空の中ターミナルでガルーダとの出会い

飛行機を降りた瞬間、待っていたのは雲一つない青空でした。沖止めの状態での到着、そして西日が照りつける機体の光景は、まさに神々しく感じました。

そろそろガルーダインドネシアGA881 便が到着する頃だと思い、フライトレーダーで確認したところ、上空で待機しているようで、まだ着陸していませんでした。

ライオンエアが到着した後に滑走路上になにか落下物でもあったのか、滑走路が閉鎖されているようで、着陸も離陸もストップしています。

バスで移動して、デンパサール空港名物の割れ門からターミナルに入ることになりました。

この時、両親が乗っていると思われるガルーダインドネシアの飛行機が空に姿を見せ、感激的なシーンを提供してくれました。予想外の出発時間や遅延による混乱、そしてそれに続く絶景の展開と、ガルーダインドネシアの着陸に出会うといった体験をもたらしてくれました。遅延という小さな困難を超えて得られる価値ある体験を生み出してくれました。

遅延も悪くないなと思いながら、両親と再会するためこれから国内線から国際線到着口まで移動していきたいとおもいます。

 

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