ギリ島への旅はマカッサルからの飛行から始まりました。予定では、16時40分にマカッサルを出発し、夕暮れ時にはバリに足を踏み入れるはずでした。しかし、これがただの平穏な旅行にならないことは、出発の数日前に明らかになりました。出発の3日前、ライオンエアからのメールが届きました。飛行機のスケジュールが突然変更され、新しい出発時間は18時25分とされました。インドネシアでの旅は、初めから予定が変わることはしばしばありますし、これもまた旅の一部だと受け入れることにしました。
ライオンエアでの旅は、しばしば予期せぬフライトを提供します。今回の時間変更は、単なる遅延ではなく、実は航空会社のスケジュール再編によるものでした。マカッサル空港で、バリ発マカッサル行きのJT744便が折り返しとして私たちのJT747便になることを確認しました。この便はバリ島から定刻に出発しており、幸いにも私たちの到着が更に遅れることはありませんでした。
マカッサル空港での待ち時間は、空港ラウンジで過ごしました。
ラウンジからの眺めは美しく、日が沈む様子を見ながら、心地よい緊張感とともに、次の目的地であるバリ島への期待を膨らませていました。
そしてついに、18時25分のフライトがアナウンスされ、バリへの第一歩を踏み出す時間が来たのです。
窓から見える遠くに見えるマカッサルの灯りは、まるで夜空を旅しているような幻想的な気分にさせてくれました。
バリのデンパサール空港に到着したのは20時を過ぎていました。空港のバスターミナルからタラップを降りると、夜の暖かい風が私を迎え入れました。この時の一瞬の清々しさは、毎回楽しみであります。
空港を出てから呼び込みのタクシーの誘いを断りながら、空港の外に出ました。
バリでは、空港のタクシーよりも外でGRABを呼んだ方がはるかにコストパフォーマンスが良いです。
ローカルのコツを以前の訪問で学び今回も活用することにしました。スマートフォンでGRABを手配し、すぐに車が到着。夜の道路はそれほど混雑しておらず、スムーズにサヌールへ向かうことができました。
21時20分頃、サヌールにあるアビアンホテルに到着しました。このホテルは少し古いですが、その温かみと手頃な価格が旅行者には魅力的です。
ホテルにチェックインした後、ホテル隣のレストランで夕食をとることにしました。
食事はシンプルながらも美味しく一日の疲れを癒してくれました。次の日のギリ島への船旅に思いを馳せながらホテルの部屋に戻り、翌日への期待を胸に静かな夜を過ごしました。