インドネシアで最大の航空会社である「ライオン・エア」に久しぶりに搭乗しました。今回はマカッサルからスラバヤまでの移動となります。インドネシアでトラブルが多くインドネシア人もあまり乗りたがらない航空会社ですが、紹介したいと思います。
インドネシアの航空会社は、国営のガルーダ・インドネシア航空が有名ですが最近のコロナ禍での移動制限による搭乗人数の減少で経営危機となっています。ほとんどの機体がリースであったため、多くの機体を返却して立て直しを図っているため、国内線が今までのように頻繁に飛ぶことができなくなっています。
対するライオン・エアは、120機以上の機体をインドネシア国内隈なく飛ばしており、地方へ行く際には、ライオン・エアしかない路線も多いのです。B737が主体で、B737-900ERでは215席を有しているため、多くの乗客を安い運賃で運ぶ事が可能です。
今回利用したのは、マカッサル10:10発 JT707便となります。スラバヤ到着は10:45着となりますが、マカッサルとスラバヤの間では時差が1時間ありますので、離陸から着陸までの飛行時間は1時間20分となります。
9:35には搭乗案内がありました。定時では飛ばないと定評がありますが、今回は午前中ということもあり、定時で出発となりそうです。マカッサル→スラバヤ行きは、ほぼ満席での出発となりました。
機体はB737-800、189席仕様となります。LCCですので座席間隔は非常に狭く、前の座席に膝がついてしまいますが、1時間半程度のフライトであればなんとか耐えられます。
今回の座席は32Aですので後方座席となります。
マカッサル市の上空から海に出ると、観光で有名なサマロナ島やケケ島などが機内から見ることができ、サンゴ礁の広がりが上空からよく見えます。
雨季に入っていますので雲は多めです。機内でパソコン作業をしていたら、あっという間にマカッサル海峡を越えて、マドゥラ島が見えてくればスラバヤはもう少しです。1時間ちょっとで下降開始し、定時でスラバヤ・ジュアンダ国際空港に到着しました。
ライオン・エアでは搭乗人数が多い場合、空港によっては後方出口から飛行機を降りる事ができます。今回も後方席であったので、降機に時間がかかると思っていましたが、後方出口をすぐに開けてくれたので、素早く降りることができました。歩いて空港到着口に向かうのですが、迫力ある飛行機を間近で見る事ができるので結構得した気分となります。
荷物預けがないので、そのまま出口へと思った瞬間、「e-HAC」の入力を忘れていました。インドネシアでは、飛行機・船・バスなどの到着する際に、健康状態を自己申告できるe-HACを入力する必要があります。これが結構厄介で、間違いがあるとエラーがすぐでてしまい、結構イラっとします。今回も案の定エラーが出てしまったので何回か入力をし直ししてみるのですが、ダメでした。
この際入力しないで、出口で担当と交渉しようと向かったら、手前に手書きの健康チェック用紙が沢山置かれていて、インドネシアの方も皆手書対応しています。
インドネシア人もe-HACの入力は手間だと感じていたのね!と安心して、自分も手書きで簡単に空港を出られました。
スラバヤに無事到着しましたが、この後駅に向かい列車でスマランに向かいます。インドネシアの長距離列車に乗ることになりましたので、次回列車の様子をお伝えしたいと思います。