「世界三大夕陽」を見るマカッサル一番のスポットである「ロサリビーチ」の魅力を解説します。
マカッサル市内海岸沿いにあるロサリ通りにある公園です。
ビーチと言っても砂浜があるわけでもなく海水浴はできません。
インドネシアで最も有名な夕陽と水上モスク「アミルル・ムクミニン」が見られるとあって、マカッサル市民はもちろんインドネシア各地から多くの観光客がロサリビーチに集まります。
ロサリビーチは、日の出と日没に訪問しましょう。
特に晴れた日の夕刻の美しい夕陽は「世界三大夕陽」として知られ、
夕涼みを楽しむ市民でにぎわいます。
太陽が落ち始めると海岸沿いに人が集まりあちこちで写真撮影が始まります。
水上モスク「アミルル・ムクミニン」からはコーランが流れ出しイスラムの異国情緒があふれます。
刻々と太陽の色が変化しながら沈む夕陽が、ロサリビーチ全体をオレンジ色に染めます。
美しい夕陽の景色を堪能していると、あっという間に太陽は水平線の向こうへ姿を消していきます。
マカッサルの夕陽の時間は18:00~18:30頃が見ごろです。
夕方からロサリビーチ海岸沿いには600メートル以上にわたって屋台がずらりと並びます。
かつてロサリビーチは、イカンバカール(焼き魚)のシーフード屋台が中心で並んでいて世界で最も長い屋台とも言われていました。
今は、屋台の多くはマカッサルの代表的なお菓子の1つである「ピサンエペ」です。
バナナを平らにつぶしてから、焼いて砂糖を煮て作った甘いシロップをかけて食べるお菓子です。
おろしチーズ、いちごジャムなどのさまざまなトッピングしながら熱々で食べるのがマカッサル流です。
きれいな夕陽を眺めながら食べるピサンエペは、マカッサルの旅路を盛り上げてくれるでしょう。
「アミルル・ムクミニン」(Amirul Mukminin)は2009年に建設され、1度に400人が収容できる3階建てのモスクです。
インドネシアで最初の水上モスクとして知られモスクの裏側へ続く階段を上ると、海面が見渡せるほか、日没後もライトアップされ、撮影の人気スポットになっています。
最近ロサリビーチ周辺は埋め立て開発が行われており、
その場所でひときわ美しいインドスタイルの巨大なモスクが、99ドームモスクです。
ロサリビーチの埋め立て開発に市民が反発しないように、約1700億ルピア(15億円)をかけて埋め立てた直後に建設されました。
まだ開発途中なので、モスクの中に入ってお祈りができる訳ではありません。
ロサリビーチから海を挟んで赤やオレンジ、黄色に染められた99個のドームがそびえる姿が、おとぎ話にでてくるような魔法の国に来たようで不思議な感覚となります。
ロサリビーチの近くには多くのホテルがありますので、
マカッサルに来た時はビーチ近くのホテルに宿泊し
早朝はゆっくり海を見ながら散歩し
夕方はロサリビーチの夕陽を見ながら夕涼みはいかがですか。
とても癒されますよ。