バリ島の豊かな食文化を体験するには、ローカルなレストランでの食事が欠かせません。その中でも、ウブドにあるマックベン（Warung Mak Beng）は、シーフード愛好家にとって必訪のスポットです。新鮮な魚料理と特製サンバルの絶妙なコンビネーションが、多くの観光客や地元の人々に愛されています。今回は、バリ島の揚げ魚で名高いマックベンの魅力をご紹介します。
バリ島のウブドに位置するマックベンは、揚げ魚と魚スープで名高く、多くの地元の人々や観光客で賑わっています。メインメニューとして提供される揚げ魚（イカン・ゴレン）と魚スープは、特製サンバルが添えられており、その辛さが地元でも評判です。シンプルでありながら非常に深い味わいを持っています新鮮な魚料理と独特の味付けが人気で、トリップアドバイザーなどのレビューサイトでも高評価を受けています。
マックベンでは、メニューが揚げ魚のセットメニューしかありません。セット内容には、揚げ魚、魚のスープ、ライス、特製サンバルが含まれています。価格は55,000ルピアとリーズナブルで、ボリューム満点のランチが楽しめます。
揚げ魚（イカン・ゴレン）で使用される魚は、地元の新鮮な魚で、鯛やマグロなどが一般的です。調理法は新鮮なまま内臓を取り除き、特製のスパイスで味付けをします。スパイスにはターメリック、塩、ニンニク、レモングラスなどが使われ、魚の風味を引き立てます。高温の油でカリッと揚げられた魚は、外はパリパリ、中はジューシーに仕上がり、特に皮の部分がカリカリとした食感を楽しめます。
特製サンバルは非常に辛く、地元の人々でも辛いと評判の手作りサンバルは、唐辛子、塩、シュリンプペースト、ライムジュース、トマトなどを使っており、料理にピリッとしたアクセントを加えます。特製サンバルをつけることで魚の味わいが一層引き立ちます。
魚のスープのベースは、魚の頭や骨を使用した出汁です。長時間煮込むことで旨味が凝縮されたスープには、ターメリック、レモングラス、ガランガル（ショウガの一種）、コブミカンの葉、トウガラシなどのスパイスがたっぷり使われています。大きな魚の切り身が入ったスープは、豊かな風味を楽しめ、時折野菜やハーブが加えられて一層深い味わいを持たせています。
マックベンには、ウブド店とサヌール店があります。ウブド店は広々としており、座席数が多く、駐車場も完備しています。一方、サヌール店は比較的小さく、混雑しやすい傾向があります。ウブド店は内陸部に位置しているのに対し、サヌール店はビーチに近く、海の雰囲気を楽しめます。ウブド店は比較的新しい支店であり、現代的で観光客向けの雰囲気がありますが、サヌール店は1941年から営業している本店で、伝説的な存在として知られており、より伝統的で地元の雰囲気を強く感じられます。
マックベンは、バリ島の食文化を堪能するのに最適なレストランです。特に揚げ魚と魚スープのセットは、バリ島の新鮮なシーフードを手軽に楽しむことができる一品です。観光客向けの清潔な環境でありながら、地元の味をしっかりと味わえるバリ島ならではのB級グルメを楽しんでみてください。訪れる際には、人気の高い特製サンバルの辛さに挑戦しながら、絶品の揚げ魚と魚スープを堪能してみてください。
所在地: Jl. Cok Rai Pudak Br, Tegas Kawan Peliatan, Ubud, Bali