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インドネシア・マカッサル生活で見つけた小さな幸せ、心の拠り所

マカッサルで暮らす中で見つけた「心の拠り所」を紹介したいと思います。大きな出来事や特別な旅行ではなく、日々の生活のなかで見つける小さな幸せこそ、心を満たしてくれるものだと感じています。ぜひ、みなさんの日常を振り返りながら読んでいただけると嬉しいです。

1. なんといっても海と夕陽

マカッサルといえば、まず海が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。私自身、最初は「海は好きだけど、毎日見られるわけだし、そのうち飽きるかも?」と思っていました。ところが、そんな心配はまったくの杞憂でした。

ロサリビーチ(Pantai Losari)の夕陽

一番の定番スポットはロサリビーチ。夕方になると海辺には家族連れやカップルが集まり、みんなで夕陽を眺めながらのんびりと過ごしています。茜色からオレンジ、そして紫がかった色まで、グラデーションのように変わる空を見るだけで、心がほぐれていくのを感じます。

夕暮れ時の散歩

街の中心部からビーチまでバスで揺られていく時間も、私にとっては大切な癒しです。海風にあたりながら「ああ、今日も一日頑張ったな」と気持ちを切り替える習慣のひとつになっています。

2. お気に入りのカフェでほっと一息

マカッサルには大手チェーンのカフェもありますが、地元資本の個性的なカフェがたくさんあります。特におすすめなのが、こぢんまりとしていてインテリアが可愛らしい、アットホームな雰囲気のお店。

こだわりのコーヒーと地元のおやつ

バリスタが目の前でドリップしてくれるハンドドリップコーヒーは、丁寧な抽出から生まれる香りの良さと、まろやかな味わいが魅力です。「Pisang Ijo(ピサンイジョ)」というバナナデザートや、ちょっとしたスイーツを一緒に頼むと至福の時間に。南国のフルーツを活かした甘さと冷たい口当たりで、暑さを和らげながらリラックスできます。

ローカルコミュニティとの出会い

個人経営のカフェに足を運ぶと、オーナーや常連さんと顔見知りになれるのも嬉しいところ。気さくに話しかけてくれるので、マカッサルでの生活情報を教えてもらったり、新しい友達ができたりします。そうやって人との繋がりが広がっていくのを感じられるのも、ここでの暮らしの魅力です。

3. レストランで堪能するご当地グルメ

マカッサルといえば、地元の人も誇りに思う**「Coto Makassar(チョト・マカッサル)」**が有名です。味わい深いスープに牛肉や内臓肉、香草などがたっぷり入っていて、これを温かいご飯や「Ketupat(ケトゥパット)」と呼ばれるお米の固まりと一緒に食べるのが定番。ちょっとクセがあるかな、と思う方もいるかもしれませんが、慣れてくると「チョト食べないと一日が終わった気がしない!」というくらいハマってしまいます。

ほかにも、マカッサルはシーフードが豊富。海沿いのワルン(食堂)では新鮮な魚介をリーズナブルな価格で楽しめます。炭火で焼き上げた魚にライムをキュッと絞って、チリソースと一緒にいただくのは思わず笑顔になってしまう美味しさ。ローカルな食堂にチャレンジすると、そこにも新たな楽しみが潜んでいます。

4. リラックスできる場所や習慣

マカッサルの街は想像以上に活気があり、日中は気温が高いのでちょっと疲れてしまう日も。そんなときは無理に遠出をせず、自分なりに落ち着ける方法を見つけるようにしています。

早朝のウォーキング

まだ日差しがきつくなる前の朝。近くの公園を軽く散歩すると、涼しい風が気持ちよくて、体も心もリフレッシュ。日の光の加減で、いつも見ている景色も特別に感じられます。

夕方のアザーン(お祈りの呼びかけ)を聞きながら一息

イスラム教がメジャーなインドネシアでは、一日に複数回お祈りの時間があります。そのタイミングで聞こえてくるアザーンをBGMに、窓を開けてぼーっとする時間が何とも言えない安らぎを与えてくれます。喧騒の中でも、ふと心を静められる瞬間です。

スパやマッサージで自分を甘やかす

東南アジアのリゾートらしく、スパやマッサージも気軽に受けられます。格安で本格的なトリートメントが受けられるのは、インドネシアならではの贅沢。仕事や家事で疲れた身体をほぐし、自分自身を労わることも大切です。

5. 日常に潜む小さな幸せ

日本でもそうですが、「当たり前」になってしまうと見失いがちな小さな幸せ。マカッサルに住んでいて感じるのは、ここでは“当たり前”の基準が少し違っていて、よりシンプルなことに幸せを感じやすいということ。自然と触れ合い海風、日が暮れて空が真っ赤に染まる夕方の景色…。そんな何気ない瞬間が、私にとって大切な“心の拠り所”になっています。

最後に

マカッサルでの生活は、日本とは違う文化や習慣に戸惑うこともありますが、その分、新しい発見もたくさんあります。大げさなことや特別なイベントをしなくても、日常に潜む小さな幸せに目を向けるだけで、心がふんわりとあたたかくなるのを感じられるはずです。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。