新たな年、2025年の幕開けとともに、短期間ですが日本へ一時帰国することになりました。雨季を迎え、しっとりとした空気が漂うマカッサルから真冬の日本へ向かうという大きなギャップはありますが、今年の事業目標に向けた準備のため、帰国は避けられません。今回はガルーダ・インドネシア航空でジャカルタへ移動し、同日の夜便のJALに乗り換えて日本へ向かうスケジュール。夜通しの移動は体力的に厳しいものの、早めに動けば余裕を持って行動できるはず。さっそくマカッサル空港に向かい、帰国の旅が始まります。
今回の帰国では、日本から運びたい物資を入れられるよう、大きなキャリーケースを持参。行きの段階ではほぼ空に近い状態です。昼過ぎにアパートを出発すると、雨がしとしと降るマカッサルの街は独特の情緒を漂わせています。タクシーに乗り込み、普段見慣れた街路樹やローカル店の看板を眺めながら約30分のドライブで、スルタン・ハサヌディン国際空港へ到着しました。
インドネシア国内線は遅延が珍しくないため、夜のJAL便乗り継ぎを考えて、余裕のある14時5分発ガルーダ便を選択。ジャカルタで多少時間を持て余すかもしれませんが、乗り継ぎに失敗するリスクを軽減するのが狙いです。ジャカルタで宿泊せずにそのまま国際線に乗り換えるため、早めのフライトを選んだおかげで精神的に余裕があります。
WEBチェックインを済ませていたとはいえ、今回は大型キャリーケースを預けるためカウンターで長い列に並ぶことに。平日昼下がりにもかかわらず、予想以上に混雑していて、荷物を預けるまでに30分ほど待たされました。空の状態とはいえ大きなケースは機内に持ち込めないので、しっかり預ける手間と時間を確保しておくことが大切です。
制限エリアに入り、少し時間があったのでマカッサル空港内のラウンジで一息。ここはこぢんまりしているものの、スナックやインドネシア料理が常備されており頼もしい存在。ガルーダ便では機内食が出る予定ですが、あまり過度な期待は禁物。ラウンジではミーゴレンや軽食を少しつまみ、コーヒーを一杯だけに留めるなど、できるだけ腹八分を意識しました。とはいえ、目の前にある美味しそうなインドネシア料理にはどうしても箸が進んでしまい、「食べ過ぎないようにしなきゃ」という自制心との闘いが続きます。
ラウンジに入ってわずか数分後には「GA611便搭乗開始」のアナウンスが流れ、「あ、もうそんな時間!」と慌ててラウンジを飛び出すはめに。居心地良すぎて時間を忘れそうになりますが、フライト情報への注意が欠かせません。
搭乗口へ急いで向かうと、モニターには「搭乗中」の表示があり、スタッフが「もうすぐドアクローズ」と案内しています。雨季の影響で遅延が多い印象の国内線ですが、この日は運よく定刻通りに進行中。ゲートに着いたころには“ラストコール”状態でしたが、なんとか間に合ってエアブリッジを通り機内へ滑り込みます。
胸をなでおろすと同時に「ここでもギリギリセーフ」と安堵感が込み上げました。いつもながら、早め行動の大切さを痛感します。
今回はエコノミークラスながら前方の22K席、しかも窓側を確保。事前に「モニターが故障している」と案内があったため映画やエンタメは望めませんが、フライト時間は2時間ほどなので大きな支障はありません。夜便JALまで体力を温存したい身としては、窓を眺めたり軽く眠ったりで十分。
シートベルトサイン点灯後、機体が滑走路へ移動し、14時定刻で出発。雨季特有の灰色がかった雲に覆われた空を抜けていく感覚は、さすがガルーダの安定感を感じさせます。
こうしてマカッサルを後にし、ジャカルタを経由して夜便のJALで日本へ帰る行程がスタート。慌ただしく荷物を預けたりラウンジで食事したりしているうちにラストコールに間に合うかギリギリのハラハラも味わいましたが、定刻運行のガルーダ便はやはり安心感が大きいです。機内のシートに身を沈め、「この調子でジャカルタでもスムーズに乗り継げるといいな」と期待が高まります。
雨季のマカッサルの湿った空気から真冬の日本へ飛び込むには、それなりの体力も必要。でも早めに行動すれば心の余裕も生まれ、旅路を楽しむこともできるはず。次はジャカルタでの乗り継ぎと夜便のJALフライトが控えており、まだまだ気は抜けません。果たして深夜便を乗りこなし、寒い日本に無事到着できるのか。旅は続きます。