日本では6月なのに猛暑が伝えられ、関東甲信越地方は6月27日に過去最も早い梅雨明けをしたそうです。インドネシアのマカッサルは赤道直下に位置しているため暑いイメージがありますが、昼の時間を除けば意外と涼しく日本の夏よりは断然過ごしやすい気候です。
朝6時に日の出とともに明るくなるのですが、晴れていると放射冷却で1日のうち一番気温が下がり23℃あたりまで下がります。窓を開けるとひんやりとした空気が部屋の中に入り、肌寒くも感じます。
朝7時が24℃、8時が25℃と1℃ずつあがっていき、8時頃までがとても過ごしやすい時間帯となります。散歩や掃除などをする姿をよく見かけます。
9時くらいから27℃くらいまであがり晴れていれば日差しが強くなってきて外にいると汗ばんできますがそれでも十分過ごしやすいです。
10時が28℃、11時が29℃、12時が30℃と1時間毎に1℃くらいずつ気温が上昇し、30℃か31℃あたりで気温上昇がストップします。日差しが強いのですが、蒸し暑さはそんなになく、からっとした暑さですので耐えられないほどではありません。外で歩いている人は少なく、昼の時間帯は建物の中のエアコンの中にいるか、日陰にいる人をみかけます。屋根や木の下の日陰で日差しを遮れば、そんなに暑さを感じません。
午後になると、季節としては、6月は乾季となりますが雲が発生してきます。今年は雨が多く、連日短時間ですが雨が降っています。雨が降ると気温がすーと下がります。
夕方17時頃には、27℃くらいまで下がり18時に日の入りとなります。
夜の時間帯は、だいたい25℃から26℃くらいですので暑いという感じはなく、外にでて歩いても汗はでなく、快適な時間です。エアコンがなくても涼しいため、カフェのテラス席で食事などしても、とても過ごしやすいです。
寝る時間になると、25℃くらいまで気温が下がっていますので、部屋の中を風が通るようにしておけば、エアコンなしで快眠ができます。睡眠の時間帯はTシャツ1枚でベッドに乗っているのが一番快適な姿です。
たまにエアコンをつけたまま寝てしまうと、夜中に寒すぎてエアコンを止めるといったことが必要になります。
マカッサルは、日本のように気温の変化が少ないので、毎日同じパターンとなります。気温も一番あがっても31~32℃までしか上昇せず、日本のように35℃以上の猛暑といって騒ぐ必要がありません。最近の日本の夏は猛暑が連日続き、寝不足になるなど、1日に「暑い」と何回も言ってしまいますが、マカッサルにいる時は、そういえば「パナス(Panas)=暑い」という言葉をそんなに言っていない気がします。夏の日本にいるより、インドネシアに避暑に来た方が良いのではと言っている人がいますが、意外と的を射ている感じがします。
赤道直下でもこんなに快適な暮らしができるとは誰も思わないでしょうが、マカッサルは海からの風が通り2,500m級の山から冷たい空気が入ってくるのでインドネシアの中でも特に過ごしやすい気候のように感じます。
7月に日本に一時帰国する予定ですが、マカッサルの気候に体が慣れてしまっていて日本の猛暑に体がついていけるか、いまから不安になります。