ここ半年間、インドネシア・マカッサルの天気はずっと晴れ模様が続いています。 4月末から雨が降っておらず、10月も終わりに近づいていますが、まだ雨の気配はありません。毎日、空を見上げても青空が広がっていて、夕方になって「今日こそは」と期待しても、雲一つない快晴が続いています。
そして、この乾季が原因で、マカッサルの水瓶であるビリビリダムの水量が激減しました。その結果、水力発電に支障が出て、毎日のように3~4時間の停電が起こっています。インドネシアの電力会社PLNからの予告もなく、いつ停電が来るかは全くの未知数です。突然の停電で、エアコンが止まり、暑さが込み上げてきます。パソコンや携帯の充電にも常に気を配らなければならず、電波やインターネットの速度の低下も困ることです。
9月末から計画停電がスタートしました。昼間は特に工場地帯で停電があり、約3時間も続くと、暑さで作業が手につかなくなります。そして、夜は自宅で停電に見舞われ、家でのくつろぎ時間や仕事にも影響が出ます。これもすべて水力発電の問題と発電所のトラブルが原因です。この状況は当面続く見込みです。休みの日などは、暑さに耐えられず、自家発電があるモールに駆け込んでカフェで涼むこともあります。
エルニーニョ現象による気候変動の影響を受け、乾燥した空気が湿った空気に変わりつつあります。11月には雨季が始まる予定ですが、それにはゲリラ豪雨や洪水のリスクも伴います。雨が待ち遠しい反面、その強さや影響には少し心配があります。地元の気象庁BMKGによると、11月には全域で雨季に突入するとのことです。ただし、最近は突然の大雨が増えているそうで、そのためにも早めの対策が必要です。洪水対策として、今のうちに水路の掃除を進めるように呼びかけられています。
この気候変動が今後も日常となるのか、毎日の停電にはうんざりしますが、なんとか乗り越えられるように頑張っていきたいところです。