中部ジャワの旅がスタートします。今回は1週間かけてジョグジャカルタ、ソロ、スマラン、ジェパラと巡ることになっています。どんな旅になるかワクワクしてきます。マカッサル空港でジョグジャカルタ行きの飛行機搭乗であやうく乗り過ごす羽目になり波乱のスタートになりました。
中部ジャワで2年前ほどからプロジェクトを開始していて、ようやくコロナ開けのタイミングで日本からお客さんがインドネシアに来ることになりアテンドを兼ねて中部ジャワに行くことになりました。前日、日本からのお客様はジャカルタに到着していました。空港ホテルで1晩過ごした後に、午前中のスーパーエアジェットでジョグジャに向かう予定でした。しかし、突然の欠航ニュース。幸いにもバティックエアに振替が決まり、初めてのインドネシア訪問を飛行機欠航のドラマとともにスタートしました。
さらに、振替となったバティックエアも順調に飛行していると思いきや、フライトレーダーを見るとジョグジャ空港到着前に旋回して着陸できないような感じとなっていて、おそらく空港上空の天候が悪い様子で着陸できないのか不安視しましたが、その後、無事到着したと連絡をもらいました。いきなり、インドネシアの国内線の洗礼を受けて大変な思いをしているなと思いながら、自分は別の打ち合わせがあったため、夕方の便でジョグジャに移動、夜のホテルでお客様と合流する予定でした。
マカッサル発ジョグジャカルタ行きの飛行機は、16時50分発のシティリンクQG788便となります。ジョグジャカルタには17時55分着予定となります。
シティリンクの機材はテルナテから飛んでくるようで定刻よりもちょっと遅れてマカッサルに到着しそうな感じですが、そのタイミングでアパートを出発していきます。
いつもながら飛行機到着に合わせてのギリギリの出発でした。マカッサルは乾季真っ只中で青空が広がっていて夕方の時間帯でのフライトで最高の景色を味わえるのではないかとワクワクします。
ハサヌディン大王に見送られ、無事空港に到着しました。空港内は比較的落ち着いていて搭乗客も少なく閑散としている感じです。搭乗までスムーズ過ぎて、この後トラブルが待ち構えているとは思ってもいませんでした。
WEBチェクインをして制限エリア内に入ったところで、おそらく搭乗までまだ時間があるだろうと思いながらラウンジで待っていようかと思ったところ、空港内のアナウンスでQG788便の便名を連呼しています。いつの間に搭乗開始となったのかと、慌てて搭乗口に行ってみると、すでにほとんどの搭乗客が機内に乗り込んでいて、ラストコールの時間となっていました。
一瞬何が起こったのかわからず、ジョグジャカルタの表示がなく、搭乗口には「クロンプロゴ(Kulonprogo)」で一瞬戸惑いますが、確かにQG788便と表示されているので間違いありません。スタッフがジョグジャ行きの乗客はいますか?と搭乗を促していました。そうか、新ジョグジャカルタ国際空港(YIA)は2019年にアジスチプト国際空港(JOG)から移管して運用されています。クロンプロゴは、そのジョグジャカルタ国際空港のある地名になっているのでその表示になっているのかと、その時ようやく理解しました。余裕をかましすぎて危うく乗り過ごすところでした。せめて小さくても良いのでジョグジャと表示してもらわないと、自分のように空港の地名を知らず間違える方がいるのでは、と急いで搭乗口で手続きしました。
そんな搭乗前のゴタゴタもあり、バスで飛行機まで移動するのですが、ほぼ最後に乗客になってしまったらしく、ほぼ貸し切りのバスで送ってもらえました。
シティリンクの前にバスが到着すると、夕暮れ時のマカッサル空港は、シティリンクの機材をバックに照らし出される夕陽の美しさに心奪われながら、ジョグジャカルタへの旅が始まります。
この旅の始まりは少し波乱含みだったがでしたが、それもまた良い思い出になりそうです。
今までジョグジャカルタはアジスチプト空港しか利用したことがなく、初めて新ジョグジャカルタ国際空港に行くのでワクワクしながらシティリンクに乗り込みました。