南スラウェシ州の玄関口であるスルタン・ハサヌディン国際空港は長年にわたる工事を経て、最新の設備と美しいデザインを備えた新ターミナルを2024年6月26日から運用開始しました。この新しい出発ターミナルは、近代的な施設と広々とした空間が特徴で、旅行者にとって一層快適な体験を提供します。今回は、新しい出発ターミナルの様子をご紹介します。
南スラウェシ州のマカッサル空港(スルタン・ハサヌディン国際空港)の新しい出発ターミナルを体験する日がやってきました。長い年月を経てようやく完成した建物の中に入ることができ、2024年6月26日から新ターミナルの運用が開始されました。ちょうど1ヶ月前に出発した際はまだ旧ターミナルの利用でしたので、今回が新ターミナル初の利用となりました。新しい出発ターミナルは、最新の設備と広々とした空間を備えており、利用者に快適な旅行体験を提供しています。建築デザインも近代的で、美しいインテリアが訪れる人々を迎えてくれます。長年の工事を経て完成した新ターミナルは、その努力の結晶と言えるでしょう。
新しいターミナルへのアクセスは非常に便利になりました。タクシーでのアクセスですが、陸橋から直接ターミナルに接続できるようになり、移動が格段にスムーズになりました。以前は工事中だったため、VIP料金を払わない場合は、荷物を持ちながら長い通路を歩いて出発ターミナルに行く必要がありましたが、この問題は見事に解消されました。
ドロップエリアも広くなり、乗降車が非常に快適になりました。新しいターミナルの3階に位置するドロップエリアからは、マカッサル市内を一望できる見晴らしが素晴らしく、出発前の気分を一層高めてくれます。
新しいターミナルに入ると、まず目に飛び込んでくるのは高い天井と広々とした空間です。天井が非常に高く、開放的な雰囲気が漂っており、近未来的なデザインが印象的です。広くなったチェックインカウンターの数も増え、以前のように天井が低く暗い場所でごちゃごちゃすることはありません。
チェックインカウンターの配置も工夫されており、利用者の動線がスムーズになっています。今回の旅ではスリウィジャヤ航空でジャカルタに移動しますが、カウンターは一番手前にあり、WEBチェックインをしたものの搭乗チケットが発行できなかったため、カウンターで紙の搭乗券を発行してもらいました。チェックイン時間が長くなっても、広々とした空間で快適に待つことができます。
搭乗まで少し時間があったので、新ターミナルをぐるっと一周してみました。
出発エリアの半分はまだ工事中で、カウンターの周辺にカフェやお土産屋が少しあるだけでしたが、これから順次変わっていく予定です。
新しい店舗がオープンするたびに、空港の魅力もどんどん増していくことでしょう。
ちょうど夕方の時間帯だったため、マカッサルの美しい夕陽が空港内に差し込み、とても幻想的な雰囲気を醸し出していました。広々とした窓から見える夕焼けが、旅立ちの前のひとときをさらに特別なものにしてくれました。
カウンターエリアから1階分下に降りたところが荷物検査の場所になっており、セキュリティチェックもスムーズに行われます。ちょっと長いアクセス通路を通っていくと、搭乗エリアへとつながっており、ちょうど7番、8番ゲートの前に到着しました。
新ターミナルの運用により、新しく1番から6番ゲートが追加され、旧ターミナルの7番から9番ゲートも引き続き使用されています。
これにより、9つの出発ゲートが運用されることになり、旅客の流れがスムーズになりました。10番から12番ゲートは現在閉鎖されており、おそらく将来的に新たに開発される予定です。今後の発展が楽しみです。
搭乗までの時間をラウンジで過ごすことにしました。以前12番ゲート前にあったコンコルディアラウンジは閉鎖され、新しく6番ゲート前のラウンジに統合されました。
新しいラウンジは広さが倍増し、より多くの利用者を収容できるようになっています。
ラウンジ内のフードエリアも刷新され、品数は多くはありませんが、マカッサル名物のチョトマカッサルのスープを楽しむことができます。
また、名物トラジャコーヒーとの組み合わせで、最高の待ち時間を過ごすことができました。
空港に来るのが楽しみになるような、素晴らしい空間が提供されています。
2023年には空港利用者が1000万人を超えており、今後ますます利用客が増える見込みです。新しい出発ターミナルの完成により、スルタン・ハサヌディン国際空港は東インドネシアのハブ空港としての地位をさらに強固なものにしています。今後も新しい施設やサービスの充実が期待され、マカッサル空港はますます発展していくことでしょう。新ターミナルの体験を通じて、マカッサル空港の未来に対する期待が一層高まりました。