今回は少し特別な旅の始まりをお届けします。早朝の静かなマカッサルの街を抜けて、飛行機に乗り込み、スラバヤへ向かいます。そして、スラバヤからは特別な列車の旅が待っています。その名もARGO SEMERU。2023年にデビューしたばかりの豪華コンパートメント車両で、ジョグジャカルタまでの旅を楽しむ予定です。旅好きなら一度は乗ってみたい憧れの列車ですが、予約が取れたのはまさに幸運でした。旅の準備から出発、そしてマカッサル空港での様子を詳しくご紹介します。
今回、マカッサル発4時30分、スラバヤ着5時5分の早朝便に搭乗します。なぜこんなに早くスラバヤに到着するのかというと、スラバヤからジョグジャカルタへ移動するためです。特に今回、スラバヤからジョグジャカルタまでの移動にはARGO SEMERUのコンパートメント車両を利用するため、この早朝便を選びました。
ARGO SEMERUのコンパートメント車両は2023年10月10日に運行を開始して以来、大変な人気を誇り、1車両に16席しかないため、予約が難しいのが現状です。しかし、直前に1席だけ空きが出たため、すかさず予約しました。ARGO SEMERU号はスラバヤ・グベン駅を9時5分に出発し、ジャカルタまで約10時間の旅を楽しむことができますが、今回は中間地点のジョグジャカルタまでの約4時間の旅となります。
4時30分発のシティリンク便の搭乗手続きは、出発30分前の4時に開始されます。アパートから空港までの移動を30分と見積もり、3時前にはアパートを出発する計画です。これを逆算すると、朝2時には起床しなければなりません。起きられるかどうか心配でしたが、前日に早めに寝て準備を整えました。荷物も最小限にして、身軽な形で出発します。
出発当日、目覚ましのおかげで無事に起床できました。飛行機に間に合わなければ全ての計画が台無しになるので、第一関門をクリアした感じです。朝の準備を終え、GRABタクシーを呼びました。朝2時台にもかかわらず、すぐに車が見つかり、5分ほどでアパートに到着しました。2時50分に出発でき、第二関門も無事クリアです。
朝の高速道路は車がほとんどなく、スムーズに移動できました。20分ほどで空港に到着し、3時15分にはマカッサル空港に到着しました。新しくなった出発ターミナルは、早朝便を利用する乗客で混雑しています。マカッサル空港は24時間空港で、朝1時から4時台の深夜早朝帯でも出発便があります。特に、ジャヤプラ、ソロン、ティミカ、メラウケなどパプア方面への便が次々と出発していきます。
空港に到着後、まずはチェックインカウンターに向かいました。早朝便のため、カウンターは比較的空いており、スムーズにチェックインを済ませることができました。その後、手荷物検査を通過しましたが、この時間帯でも意外と多くの乗客が手続きを行っていました。それでも、スタッフの対応が迅速で、特にストレスを感じることなく手続きを完了できました。
搭乗ゲートまで歩いていると、空港内の各店舗が早朝から営業しているのが目につきました。特にカフェや軽食スタンドは朝の出発便を利用する乗客で賑わっていました。搭乗案内までまだ30分以上あったため、ラウンジが空いているか確認しました。朝3時台にもかかわらずラウンジはオープンしており、この時間でも利用できるのはありがたかったです。
ラウンジ内では少ない利用者ながら、食事やドリンクが用意されていました。広々とした空間に、落ち着いた雰囲気が漂い、旅の疲れを癒すのに最適な場所です。コーヒーだけでも飲もうと思っていたのですが、急にお腹が空いてきたので、ミーゴレンなどの食事もいただきました。
搭乗案内までの短い時間ですが、ラウンジで過ごすことになります。
次回に続きます。