歩いて2キロ!?巨大化したマカッサル空港の新しい到着ロビーがついに完成!

Indonesia Makassar

長かった旅を終えて、ようやく辿り着くマカッサル・ハサヌディン国際空港。ずっと続いていた拡張工事がようやく一段落し、出発ロビーだけでなく到着ロビーも新ターミナルへの運用が始まりました。ただし、問題はその“広さ”と“長さ”。飛行機を降りてからタクシーやバスに乗るピックアップエリアまでが、まるで迷路のように遠くなってしまったのです。「2km弱も歩く」「3000歩超え」という噂も耳にするほどです。

ターミナル拡張工事が、ついに完了!

私がマカッサルに通い始めた10年ほど前から、ハサヌディン国際空港では拡張工事が絶えず行われていました。出発ロビーの新ターミナルは昨年すでにオープンし、広々としたエリアで快適になっていましたが、到着ロビーだけは今年の3月までは旧ターミナルを使っていたのです。

コロナ禍の影響で工事が中断していた時期もあり、いつ本格稼働するのかはっきりしない状態が続いていました。ところが今月になって、ついに新しい到着エリアの運用が始まったとの知らせが! 東インドネシアの玄関口として生まれ変わったと噂のハサヌディン空港を、自分の目で確かめるべく、ワクワクしながら足を運びました。

「東インドネシアの玄関口」の新時代

マカッサルは東インドネシアを訪れる人々にとって重要なハブ都市。国内外の路線が集まる主要空港だけに、拡張工事の完成は大きなニュースです。ビジネス客から観光客まで幅広い層が利用するだけに、どんな変化があるのか期待も高まります。「空港が広く、使いやすくなるのは嬉しいことだけど、到着ロビーがいったいどんな構造になったのか?」という疑問を抱きつつ、さっそく到着ゲートへと向かいました。

新ターミナルは、まるで迷路? 歩かされるルートの実態

飛行機を降りてから、まずは旧出口付近へ

到着便がゲートに接続すると、乗客はタラップやボーディングブリッジを通ってターミナル内へ。

ところが、ここで最初の「ん?」という違和感を覚えます。

どうやら、いったん旧ターミナルの出口付近を通り過ぎるように作られた動線になっているのです。新ターミナルの建設場所自体が旧ターミナルの脇ということもあり、完全に新設ルートだけで完結できる構造ではないらしく、「どこかで折り返している」感が拭えません。

途中に案内表示やスタッフはいるのですが、標識が少なく、ところどころ工事が終わっていない場所も見られます。見通しが悪い通路もあり、「本当にこの道で合っているのかな?」と心配になる瞬間も。初めてマカッサルに来る人は少し戸惑いそうです。

2km弱も歩く「運動コース」

実際に計測アプリを使ってみたという人の話によると、ゲートを出てからバッゲージクレーム、さらには外のピックアップエリアまで移動すると、2km近くの距離を歩くことになるそうです。約3000歩相当とのことで、これはかなりの運動量。「飛行機の長旅で体がなまっているから、ちょうどいい運動になる」というポジティブな声もあれば、「荷物が多いとしんどい」「お年寄りや小さな子ども連れには厳しい」という意見も出ています。「完成すればもっと楽になるのかもしれないけど、いまはまだ迷路っぽい」というのが率直な印象です。

新到着ロビーとピックアップエリアの変化

バッゲージクレームは広々、でも遠い

ようやくたどり着いた新到着ロビーは、天井が高くて広々とした空間。

ターンテーブルの数もかなり増えて、以前よりも荷物の受け取りがスムーズに行われているように感じます。照明も明るく、壁やフロアのデザインに少しモダンな要素が取り入れられていて、「確かに新しくなったな」と一目で分かる造りです。

ただし、その手前までが長い! 今はまだ所々に工事用のパネルや機材が残っており、仮設の看板が立っているエリアもあるため、目に見える範囲のすべてが綺麗になったわけではありません。これから段階的に完成度を上げていくのかもしれませんが、現時点では「新しいロビーは魅力的だけど、とにかく遠い」という声が多いのも事実です。

GRABやGOJEK乗り場が改善

到着ロビーを抜け、外へ出たあとのピックアップエリアも大きく変化しています。以前はGrabやGoJekなどの配車アプリを利用する場合、ターミナルの敷地外や車道をまたぐような場所まで歩かなければならず、雑然としていてあまり快適とはいえませんでした。

ところが新ターミナルのエリアでは、屋根のあるスペースに配車アプリ専用の待合場所が用意されており、運転手もその場所まで車を横づけできるようになったのです。荷物が多い人や、雨の日でも待ちやすくなったのは大きなメリットでしょう。今後はさらに整備が進む見込みで、利便性が増していきそうです。

今後に期待? 巨大化するハサヌディン空港の未来

拡張工事が始まってから、何度となく「いつ終わるんだろう?」と考えていたのに、ようやくここまで来たか、というのが正直な感想です。ただ、現時点では「とりあえず到着ロビーを使い始めた」という段階で、細部の仕上げや運用改善は今後の課題として残っています。

まだ全体の完成度は80〜90%ほどで、残りの10〜20%には追加の内装工事や案内表示の充実などが含まれているとのこと。期待を膨らませつつ、どのように進化していくかウォッチしていきたいですね。

空港周辺の発展にも注目

マカッサル・ハサヌディン国際空港が大きくなるに伴い、その周辺にも変化が出始めています。ホテルの建設や空港アクセス道路の拡幅計画など、次々と新プロジェクトが立ち上がる予兆があります。東インドネシア全体の経済と観光がさらに活性化する可能性も秘めており、都市としてのマカッサルがますます注目されていきそうです。利用者にとってはより便利な空港になることを期待したいところです。

 

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