マカッサル国際空港、通称ハサヌディン空港が大きく変わろうとしています。
東インドネシアの玄関口として、また発展著しい南スラウェシ州の州都であるマカッサルでは大型のプロジェクトが進行しています。
高速道路を市内延長(2020年12月に完成)、マカッサル港も新しいコンテナターミナルを建設中で大きく拡大しています。夕陽が見える観光名所であるロサリ・ビーチも埋め立てがほぼ終了し、東インドネシアで一番高いビルをしかもツインタワーで建設する予定で、2020年12月に起工式も行われています。
現在マカッサル空港も、拡張工事が進んでいて、2020年9月末時点の工事の進捗は55.17パーセントに達しています。今月に訪問したときには、既存のターミナルの外側に大きく拡大された旅客ターミナルの外壁が出来上がっていました。また駐車場も立体化されて多くの車が止められるようになるようです。
この空港拡張開発プロジェクトでは、既存のターミナルの大きさが51,815平方メートルから、144,480平方メートルのターミナルへと約3倍に拡張されます。マカッサル空港は、乗客増からくる慢性的な混雑が発生しており、現在の空港ターミナルの理想的な容量は、年間700万人規模ですが、2019年は1070万人が利用していいます。新しいターミナルになることで年間1,550万人の乗客を収容できるそうです。
エプロンも現在6つのゲートをフル活用しても足りないので、バス移動による飛行機への乗降も多くなっています。こちらを今の倍の12ゲートに拡張していくようです。国際線は、現在シンガポール、クアラルンプール(現時点は2路線とも欠航中)しかなく、新たな国際線ルートができる可能性もあります。
新しいマカッサルのターミナルは、来年2021年10月に完成予定として工事が進められています。来年の今頃には、新しいターミナルで運用開始となっている可能性もあります。
個人的には、日本との直行便を待ち望んでいますが、以前持ち上がったガルーダ・インドネシア便による運行も今回のコロナで白紙となってしまったのでしょうが、再度路線復活に期待したいところです。