2023/04/16

【インドネシア渡航】とっても辛いマナド料理！サンバルの奥深さを知る！

インドネシアに渡航する魅力の一つは、美味しい現地の食べ物が楽しめることです。北スラウェシのマナドを訪れる旅行者にとって、美味しい新鮮な魚料理を辛いサンバルで味わうことは、大切な体験の一つとなるでしょう。ここでは、マナド料理の代表であるダブダブとリチャリチャの2種類のサンバルの奥深さを紹介します。

辛くて美味しいマナド料理

マナドは、インドネシアでもトップランクのマグロの産地で新鮮なキハダマグロの刺し身を食べることもできる位マグロの街となっています。また、マナドの料理は辛いことでも知られていて、マナド発祥のサンバルはトップクラスで「辛い」地域なんです。ニンニク、ショウガ、ガランガル、バジルの葉とレモングラスのような風味のハーブやスパイス等が効いた忘れられない特別な味付けと新鮮な素材の組み合わせで、マナド料理を食べる目的でインドネシア各地から訪れてきます。

サンバル名が入ったシーフード店

早速マナド料理を食べに行くことにします。今回ご紹介するのは、空港とマナド市内を結ぶAAマラミス通り沿いにあるルマ・マカン・ニューダブダブ・バカールリチャ（Rumah Makan New Dabu2 Bakar Rica）です。宿泊しているホテルから５分位の場所にあり、サムラトランギ国際空港からも20分ほどで到着できます。店名に、マナド発祥の辛いサンバル「ダブダブ」「リチャリチャ」の名前が入っており、サンバル味に自信がある証拠だと思います。

早速お店に入っていき、焼いてもらう魚を選ぶことから始めます。

マグロ肉は外せないので、一番先に選びます。お店を案内してくれたマナド在住20年になる日本人の方でマグロを生で日本に空輸しているマグロのプロに選んでもらいます。

マグロの他は、カカップメラと呼ばれるフエダイと、甘いイカの代名詞のあおりいかを焼いてもらうことにしました。焼き上がるまで、ビンタンビールで喉を潤すことは忘れません。

ダブダブ

ダブダブ（Dabu　Dabu）はマナド発祥で、インドネシア東部で人気があるサンバルです。このサンバルの特徴としては辛味の基本である唐辛子の他にトマト、バジルの葉、ライム果汁が入っていることです。ライム果汁が入ることで酸味が増し、魚やシーフード料理の匂いを抑えることができます。マカッサルを含むスラウェシ島では、サンバル全般をダブダブと呼ぶことが多いようなのですが、それでもダブダブと言えば、特にマナドのサンバルというイメージが強いです。唐辛子は、しっかり辛い小粒のものを使用して、中途半端な辛さにしないのが特徴でたっぷり入っています。

リチャリチャ

サンバル・リチャリチャ（Sambal Rica-rica）もマナド発祥のサンバルで、調理時に揚げるため、サンバル・ゴレン（Sambal Goreng）とも呼ばれています。マナドの辛い料理に使われることもあり非常に辛いものです。このサンバルは辛味以外にも、ライムの葉、ライム果汁、ショウガ、レモングラスなどを加えているため、爽やかな味わいも加わっています。

マグロ焼きが焼きあがると、ダブダブとリチャリチャのサンバルでいただきます。今回のマグロ焼きは辛いリチャリチャがたっぷり使ってあって、ふっくらしたマグロの身と合わさって、絶妙な組み合わせとなっています。

フエダイもアオリイカも素材の味をちゃんと活かして味付けしてあるので、ビンタンビールは、マナド料理との相性が抜群です。

サンバルの世界は実に奥が深い

サンバルには様々な種類があり、それぞれの味わいにこだわっているお店がたくさんあり知れば知るほど深みにハマるサンバル。サンバルの美味しいお店に人が集まると言っても過言ではないくらい、インドネシア人はサンバルにこだわりを持っています。特に、マナド料理は、辛いもの好きにはたまらない食べ物が多くあるのは確かです。辛いことで最初は慣れない方もいるインドネシア料理ですが、その原因はたっぷりの唐辛子や唐辛子ソースのサンバルがあるからです。しかし慣れると辛い刺激があってこそのおいしさに気付くことも多いのも確かです。実に奥が深いサンバルと言えます。インドネシアに渡航する魅力の一つは、美味しい現地の食べ物が楽しめることです。サンバルの世界の奥深さに触れることができます。北スラウェシのマナドを訪れる旅行者にとって、マナド料理である辛いサンバルを味わうことは大切な体験の一つになることでしょう。やっぱり、サンバルの美味しい都市のマナド料理は最高です。