マナドから最終目的地マカッサルに移動するためマナド・サム・ラトゥランギ国際空港に再び戻ってきました。皆さんもインドネシアへの渡航で、マナド空港を利用することになるかもしれませんので実際の利用者の目線でご紹介します。入り口から搭乗手続き、空港内の案内など、空港での過ごし方を詳しく解説します。今回は、新しくできたマナド・サムラトランギ国際空港についてご紹介します。
マナド・サム・ラトゥランギ国際空港は、新しく建てられた巨大な空港ですが、中はがらんどうで、入り口から航空会社のチェックインカウンターまでの半分は電気も消されているため、人の気配も少なく、どこか体育館にでも入り込んだかの感覚に陥ります。
空港内にいることを忘れるほど静かな環境です。
空港ターミナルの入り口で搭乗券を見せて中に入っていくと、50mほど奥に歩いたところが航空会社のチェックインカウンターになっているようなので、移動していきます。
カウンターもずらりと並んでいますが、チェックインする乗客も少なく、並ぶこともなくスムーズに対応してもらえます。新しく大きな空港ですがマナド発着の国内線便数も多くないので、ちょっと寂しい空港の感じもします。
今回搭乗予定のライオンエアJT743便マカッサル行きは、11時35分発となります。すでにWEBチェックインは済ませてありますが、日本から運んだ大荷物がありますので、カウンターで荷物預けの手続きを済ませます。
ライオンエアは20kgまでの預け荷物が無料で運べますが、持ち込んだ荷物が多い場合、荷物の重さが規定を超えてしまい、荷物代金を支払う必要があります。日本から運んだキャリーバックはどんなに頑張っても25Kgになってしまったので、事前に5Kg追加料金を支払っておきました。
事前に荷物の重量を決めておくと、当日カウンターでの支払いよりも手軽で安く運ぶことができます。前もって荷物の重量を決めないといけないのですが、カウンターでの手続きも不要などでかなりおすすめです。重量さえ決めてしまえば、これ以上荷物を増やせないとセーブすることもできます。すんなり搭乗券を発行してもらい、制限エリア内に入ることにします。
空港内はインドネシアの他の空港と比べると、静かな印象の場所となります。サムラトランギ国際空港は、国内線も国際線も同じ荷物検査を通ります。
国際線に乗る場合は、国内線搭乗フロアから再度荷物検査とイミグレーションを抜けて国際線搭乗口へと入っていくスタイルになっています。マカッサル空港から国際線の乗る場合もマナドと同じ方式なので、国際線はどこから搭乗するのか迷いそうになりますが、看板にインターナショナル出発と表示があり、わかりやすくなっています。
荷物検査などをぬけると、MANADOの青い看板が目に入ってきます。
バリ・デンパサール空港の国際線ターミナルでも見られる曲がりくねった通路でお店を周回させながら誘導する形で搭乗口まで、お店の商品に誘惑されされそうなスタイルが多くなってきていますが、マナド空港からの国際線は1日1本程度しかなく、国内線も20便ほどしかなくしかも午前中に発着が集中しているので、空港内に出店したいお店が見つからずに看板が目立つ感じになっています。
数カ所あるお土産屋さんもお客が少なく暇そうで儲かっている印象は全くしません。空港内で過ごす時間が長くなると退屈することがあるかもしれません。青い看板ばかりが目立ち、搭乗口まで遠回りさせられているので、お店が入店するまでは、ショットカットしたい感じにもなります。
せっかく成田からマナドに夕方到着する直行便があるのですが、接続するマカッサルを始め、スラバヤ、ソロン、ゴロンタロ、テルナテなどは、すべてマナド出発が午前中に集中しているため、マナドで1泊する必要があります。マナドが目的地の人は問題ないのですが、東部インドネシア方面に行きたい乗客も1泊しないといけないのでかなり不便な感じがします。乗客が増えなければお店も増えないことになりますので、今後の便の調整は必須で改善の余地もあると思います。
このような理由から、サム・ラトゥランギ国際空港はまだ完全に整備されていないことがわかります。ライオンエア搭乗までもう少し時間がありますので、空港内をさらに散策してみたいと思います。次回をお楽しみに。