日本での短い滞在が、まるで瞬く間に過ぎ去っていったような感覚に包まれています。日本各地を飛び回り、ミーティングに参加したり、久しぶりの日本の味を堪能したりと、充実した日々を過ごしました。しかし、その忙しさも束の間、再びインドネシアへと向かう時がやってきました。10年の間に47回目となるこの渡航は、私にとって特別な節目を迎えつつあり、日本とインドネシアという二つの国を繋ぐ大切な旅路です。そんな慌ただしい日々の終わりを迎え、成田空港での出発準備が静かに進んでいきます。
慌ただしい日本滞在を終え、インドネシアに渡航する日がついにやってきました。約1週間の滞在期間中、各地の得意先を訪問し、全国を駆け巡りました。家に戻ることはほとんどなく、スーツケース一つでの移動が日常となるほど多忙な日々でした。それでも、久しぶりに日本の美味しい食事を堪能することができ、短期間ながらも日本らしさを味わうことができました。
例えば、四国では名物の讃岐うどんを堪能し、大阪では明石たこ焼きといった地元の味を楽しみました。
おいしい日本食を存分に味わい、充実した食の時間を過ごしました。このように、日本各地でその土地ならではの味を楽しむことができたのは、忙しい日々の中での貴重なひとときでした。
今回の渡航で、2014年に初めてジャカルタを訪問してから10年で通算47回目となります。最初の頃は出張での渡航が中心でしたが、インドネシアとの仕事が深まるにつれ、滞在期間も徐々に長くなっていきました。特に最近では、年間330日ほどをインドネシアで過ごすことが多くなり、そのため日本に戻る機会は自然と減少していきました。かつては頻繁に往復していた渡航も、今では数えるほどに限られています。しかし、今回も日本での重要なミーティングをこなし、インドネシアでの生活へと戻るための貴重な移動となります。これまでの47回の渡航を振り返ると、インドネシアの成長と共に、自身のキャリアや経験も大きく広がっていったことを実感します。
日本で調達した食材やお菓子類をトランクいっぱいに詰め込み、インドネシアへの出発準備を整えました。毎回のことですが、日本の味を少しでも長く楽しむため、選りすぐりの食材やお土産をたくさん持ち帰るのが習慣です。
いつものように、朝早く自宅を出発し、地元の駅から特急に乗車して柏まで移動しました。その後、柏から新鎌ヶ谷を経由して成田空港へ向かいます。月曜日の朝ということもあり、通勤ラッシュの時間帯にあたってしまい、混雑した駅のホームで大きなキャリーケースを運ぶのは思った以上に骨が折れる作業でした。特に、狭いホームやエスカレーターでは、他の乗客に気を使いながらの移動が求められました。
新鎌ヶ谷からのアクセス特急では車内がかなり混雑しており、しばらくは立ったままでの移動を余儀なくされましたが、千葉ニュータウンで多くの乗客が降りたため、成田空港まで座って移動することができ、少し安心しました。
朝9時ちょうどに成田空港に予定通り到着しました。今回はジャカルタまでJAL725便で移動することになります。搭乗開始時刻は10時55分なので、約2時間前に到着できました。成田空港ターミナル2は、8月のお盆時期も過ぎていたため、比較的落ち着いた雰囲気が広がっており、空港内の混雑もさほど感じられませんでした。到着後はまず大きなキャリーバッグをカウンターで預け、チェックイン手続きを済ませました。これで身軽になったため、空港内を少しゆっくりと散策することができました。今回も、ジャカルタまでのフライトはJALのビジネスクラスでの移動となります。特典航空券での予約が取れたため、リラックスした空の旅を楽しむことができます。
チェックインを済ませた後、出国手続きを終えて、さっそくJALのさくらラウンジへと向かいました。このラウンジは、出発前に静かに過ごすのに最適な場所で、特に朝食を楽しむためのカレーが絶品です。
私は日本を出発する際には、カレーを食べて旅立つのがルーティンになっています。今回もその習慣を守り、ラウンジでのんびりと過ごすことができました。ラウンジの大きな窓からは、出発を待つJALの機体が見え、その光景を眺めながら日本での最後の朝食を味わうことができました。静かなラウンジで過ごす時間は、次のフライトに備えて心を落ち着かせる貴重なひとときです。
搭乗時刻が近づいてきたので、ラウンジを後にし、搭乗口62番へと移動しました。搭乗口に向かう途中、大きな窓の外には、今回搭乗するB787-9の機体がしっかりと準備されているのが見えます。
この瞬間はいつも少し緊張感がありますが、同時に新しい渡航の始まりでもあり、期待が高まります。搭乗案内が開始され、ついに日本を出発する時がやってきました。ビジネスクラスの座席に座り、7時間に及ぶフライトを楽しむ準備が整いました。
機内では、映画を見たりしながらリラックスしながら過ごす予定です。こうして、短い日本滞在が幕を閉じ、インドネシア滞在の新たな日々が始まります。